北海道内の接種率の向上につながるのでしょうか…。国が進める職域接種が6月21日から始まり、北海道内では一足早く、北海道医療大学で接種が行われました。
田中 うた乃 記者:「大学では体育館を使い各ブースを仕切り接種を行っています」
企業や大学を対象に国が進めるワクチンの職域接種が21日本格的に始まり、北海道内では一足早く当別町の北海道医療大学で学生などへの接種が始まりました。
いわゆる「打ち手」は医師や看護師の免許をもつ教授らが担当。初日は、教職員や大学院生など約100人が接種を受けました。
職員:「全然痛くなかった」
モンゴルの留学生:「こんなに早く打ててうれしい」
北海道医療大学 塚本 容子 教授:「若い人の感染が多いため、接種することで感染抑止の効果が大きい」
大学では約6000人の接種が終わり次第、当別町内の64歳以下の接種にも協力する考えです。
北海道医療大学 浅香 正博 学長:「大学単独で打ち手を頼まなくてもできるので非常に早くできた。授業がオンラインから対面授業に接種が完了すればできる」
佐藤 創 記者:「こちら予診票の確認ブースです。千歳市と札幌市の人はこちらで予診票を確認します。そして恵庭市と江別市の人は奥のスペースで行います」
一方、札幌市や江別市など4市の高齢者、約2万人を対象に北海道が19日から札幌市厚別区のホテルに設置した大規模会場での集団接種も始まりました。
医師:「ワクチンの効果とか副作用で聞いておきたいことはありますか」
永田 久子さん:「いえ、特にないです」
厚別区に住むこちらの女性は午前9時30分に会場に到着。10分後には医師による予診を終了。職員の誘導に従い会場を移動しました。
かかりつけ医の予約がとれず、少しでも早く接種するため、40代の息子に頼んでネット予約をしました。
看護師:「血液サラサラの薬は飲んでいますか」
永田 久子さん:「飲んでいません」
看護師:「ちょっとちくっとしますよ」
会場到着からわずか20分で接種を終了。
永田 久子さん:「(Q.近いところで受けられるのがポイント?)もちろんそうですよ。ここは最高、地元で。会場も私たちが迷うことなくスムーズ。すごく安心して受けられた」
このほか釧路市や帯広市でも集団接種が本格化し、旭川市では町内会単位の接種も行われました。
北海道内では21日、新型コロナウイルスの患者4人の死亡と、新たにあわせて37人の感染が確認され減少傾向が続いています。
全国65歳以上の1回目のワクチン接種率(6月20日時点)を見ると、北海道は全国で最下位の47位となっています。
1位:佐賀県 62.1%
2位:岐阜県 58.65%
3位:石川県 57.09%
4位:愛知県 56.59%
46位:秋田県 33.36%
47位:北海道 31.37%
この状況を北海道医療大学の石角鈴華講師は、「回数では51万9557回で全国9位。人口の多い札幌市の状況が大きく影響している」と指摘しています。
北海道全体で接種を済ませた人が35.1%(19日現在)に対し、札幌市が33%(18日現在)となっています。
札幌市の集団接種会場は設置が進んでいます。
・札幌エルプラザ(北区):次回予約7月7日(水)午前9時~
・札幌パークホテル(中央区):同上
・ホテルエミシア札幌(厚別区)
対象:札幌市・江別市・千歳市・恵庭市
26日~北広島市・当別町
札幌市の次回予約6月23日(水)午前9時~
・札幌コンベンションセンター(白石区):6月22日開始 次回予約7月7日(水)午前9時~
・つどーむ(東区):7月~
今後ワクチン接種を進めるため、北海道医療大学の石角鈴華講師は、「当別町の場合、日曜日は家族が付き添い、月曜日は一人で動ける人が接種に動く。会場へのアクセスが大事だと実感する」と話しています。

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