新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、三重県で、ワクチンの入っていない注射器を刺すなどのミスが相次ぎました。
21日、津市の医療機関で、医師が65歳以上の男性1人に、ワクチンの入っていない注射器を刺して空気を注入していたことが分かりました。
男性はその後、規定値のワクチンを接種しました。
津市は、筋肉に注射したため、直ちに健康被害につながる可能性は低いとしていますが、医師が男性の経過観察を続けるということです。
また、伊勢市では19日、男性医師が、高齢者施設に出入りする業者の20代の男性に、他の接種者に使用した注射器の針を刺す事故がありました。
医師が使用済みの注射器を廃棄せず使用前の注射器を置くトレーに戻したことが原因とみられています。
20代の男性に健康被害はないということですが、市は複数の感染症について検査するとしています。
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