【料金格差も】水道料金の値上げ率48%に 今後の見通しは|社会部 冨田和裕記者【ABEMA NEWS】(2024年5月8日)

ここからは記者解説です食品や電気ガス などの値上げがついている中水道料金が 全国平均で25年以内に1.5倍になると いう資産が発表されましたその理由や今後 の見通しなどについてテレビ朝日社会部の 富田和弘記者に詳しく聞いていきます富田 さんよろしくお願いしますよろしくお願い し ますえっとですね私今国土交通省の担当を してるんですけれどもえこの水道行政に ついてですねえ4月からこれまでの厚労省 から国交省に移管されたということで私も 1ヶ月間しかまだ勉強できてないんです けれども本日はよろしくお願いしますはい よろしくお願いしますはい早速なんです けれどもえ水道1日に日本でどれくらい 使われてると思いますか日本全国でですよ ねそうですねえ考えたこともなかったです けどあの1日あたり1人が大体200L から300Lぐらい使ってるっていうの なんかで聞いたことありますそうですね 全国だとどのくらいですかそうなんですよ 実はですねこれ僕もびっくりしたんです けれども全国で1日あたりに約400億L の水道水が使われてるというのが調べられ てます400億Lって聞いてもなかなか 想像できない感じですけどねそう全く 分からないんですけどもあの1人1日 あたり家でま230L使ってるという ことんになりましてまこれが大体のあの 内訳ですけれどもまこの他にもプールや 工場などあのタワーオフィスなどでも いろんな水が使われて1日で約400億L という水道水が日本全国で使われてると いうことなんですはあまあね水道というの はなかなか皆さんの生活に切っても切れ ない存在ですけどそれがえっと今度 値上がりするっていう発表がえ資産があっ たんですねそうなんですまずえ水道料金 あの短すぎて僕もあまり詳しく調べたこと なかったんですけれどもえ水道料金の 仕組みについてお話しようと思いますえ 東京23区の場合なんですけれどもえま 家庭で使うためにですねあのこちらの図出 てますけども上の方ですねこれ分数になっ てるんですけれどもえ文子の方上の方です ねあの東京で言うとま多摩川とかあの いろんな水源があってそっから水を取って ええ水を綺麗にして水道感で各家まで運 ぶっていうのでえまこれかなりいろんな 種類のお金がかかってきますでまそれらの 施設っていうのはあの維持したり直したり する必要があってまそういったお金が基本 量として取られていますまさらにですね あの基本量に加えてたくさん使った人は たくさん払うというような形になってい ますでえ動台先ほど23区の例で話したん ですけれどもえというのもこれはですね あの各自治体によってえ値段が変わってき ているんですというのもですねあの川の 近くの自治体川がない自治体でえ水道艦の 量長さえまたどっから水を取ってくるか かなり変わってきてお金にかかる量も 変わってくるということでえそれぞれの 自治体が水道台を決めているという風に なっていますまたこれもルール化されてて ですねあの原則としてその町村ごとであの 水道台の料金から収入からあの全部施設と かを賄いなさいという基本的な独立採算性 と言われてるようなルールが取られている のでまそういった自治体ごとに水道台が 違うという風になっています うんでえ今回その値上げなんですけれども え25年以内にほぼ全ての自体えまほぼ 全てていうのがま96%なんですけれども でえおよそ5割ま1.5倍ぐらいの値上げ が必要になるという資産がえ出されました これはこの数字を聞いてしまうと結構絶望 的に思っちゃうんですけど今回この水え 推定が推計がされたというのはどんな条件 でどんな風な仕組みで出された数字なん でしょうかはいえっとですね コンサルティング会社のEYJAPANと いうえまビッグ4と言われるサル監査法人 会社がありましてそことえま水問題の政策 提言など行うシクタンク水の安全保障戦略 気候事務局というところが共同で研究した ところですねあのまいろんなあの数式 詳しい数式はあの非公開ということだった んですけれどもいろんな数式をこう 組み合わせてシミュレーションした結果 25年以内に全国平均で1.5倍近い 値上げが必要になるということですまこの 数式なんですけれどもあの公表はされて ないんですけれども要所要所どんな要素が 入れられてるかというのは説明がありまし てですねまあの自治体ごとに基本的に あの市民からの収入で賄いなさいという 原則のもと現在は補助金である程度賄っ てるところもあるんですけれどもそういっ た補助金は将来的にもらえなくなるといっ た過程やま人口が減ってく一方であの高 性能な節水機能のある例えばえシャワーで あるとか食洗器であるとかトイレであると かまそういったものが増え て設備は変わらないけれども使う量が減る まそういったいろんな条件を仮定した結果 あの値段が上がらざを得ないという資産に なったということですうんそうですよね高 性能なこうね節水のあのトイレだったり 蛇口からも通やは一見変わらないように 思うんだけどあの使量が減らせるものとか もどんどん出てきてるからあの技術は進ん でるはずなんだけどそれでもやっぱり難し いってことなんですね値上げはそうなん ですねあの使う量が減れば我々の払う量も 多少は減るんですけれどもそもそももう 作ってしまったダムであるとか地下に 巡らされてる水道感とかっていうのはあの 我々が使う量を減らしたところで維持当と は変わらないむしろ増えてくっていうよう な形になるので値上げはあの技術節水技術 を持ってしてもちょっと避けられないと いうのが資産になっていますまあとこの 値上げのあの48%ということなんです けれどもえじりじり上がってくっていう わけではなく資産の形式上25年後にま それぞれの自治体の水道行政が破綻してい ないために1度どっかでドカンと値上げ するとしたらま全国で平均的には48% 1度どっかで値上げすれば25年後までは トントン赤字が出てもある程度トントンで やっていけるそういったような シュミュレーションになっていますはいま あの先ほど話にもありました地域によって 水道料金は違ってくるってい話やっぱりね こう川があるところないところいろんな 条件があるということで地域ごとに違うん だけれども今回の資産の中ではどんな地域 でもやっぱり値上げはしょうがないという ような形になってくるんでしょうかそう ですね資産の中ではえ全国の96%の自治 体ということでほぼ全国で値上げが必要と いうことなんですけれどもえ今出ましたね 日本地図でまそれぞれあの北から南まで 入れてみましたけれどもえま北海道夕張市 北海道っていうのはまあの山が多くてまた あの市の面積に対する人がある程度人口 密度か小さいということで1人当たり やはり高くなりつつあるといったところで あったりだとかえ津軽っていうところもえ これもですねあの人がまで水道感がこう 結構色々張り巡らされれてる分将来的には 高くなりそうっていうところだったり あるいは琵琶のある滋賀とかですとあのま 水源が近いということで他に比べて ちょっと安くなったりしてい るっていうことですねかなり差があります ね地域によってそうなんですよねでまこの 一番安い兵庫県は桁が1個違うんです こは えかなり安いんですけどもあの街を綺麗な 川が流れてましてもう消毒もあまりいら ないぐらい綺麗な川が流れててで集落も あのギュっとコンパクトに収まってるため 水道艦の長さもそこまでないためこの安さ 実現できてるっていうことになりましてま この静岡のえ長泉っていうところも富士山 の麓であの脇下水が非常に豊富綺麗という ことでまこういった安さになっていると いうことなんですねはいあのこのね それぞれの地域の格差もびっっくりです けどあのさらにその格差が開くということ なんですねこのえっと表は2046年20 倍もの差が起きてしまうところもあ るってことなんですねはいそうなんですね まこれあの津軽のあの水道事業者です聞い てみたツガルもあの先ほどの日本施設で ありましたけども結構高値が予想されてえ ですけれもまあの実際にはあの津軽の水道 事業者の関係者はあの10年後でも20年 後でもあの1万円にもいかないつもりだと は話してるんですけれどもまこの シュミュレーション1個あの先ほどもお 話したんですけれども補助金があの将来的 に0になるっていう資産でやってましてで ま現在補助金で結構賄ってるところがあり ましてまそういったところでちょっと数字 が大きく出てしまうよう コンサルの担当も言ってましたまこの20 え5年後にあの不幸なるとうのま必ずしも 全ての地域であの道場件じゃないし補助金 などもあるしこの数字通りになるがんと 思わなくてもいいという感じなんですかね そうですねあのパキッとこの額になるか どうかはまあのあくまで現時点での シミュレーションなので分からないんです けれどまあの全体的な方向ととしてはあの それなりの値上げは避けられないというま 継承も兼ねたシュミレーションになって ますあちょっとあの安心するところもあり ましたただやっぱりあの先日の野半島自身 でも古い水道艦がかなりあの破断したと いうところもあって復旧にも時間がかか るっていう報道もありましたやっぱり経年 劣化ですとかこういった自然の災害によっ て水道感がこの先心配であることは間違え ないですよねそうですねあのノト半島自身 でもあのかなり水道え主要な水道艦から 末端の水道艦まで被害が出てこれからえ 新しい水道艦に取り替えていくまお金を かけて取り替えていくということなんです けれども全国で見ましても主要な水道艦の え耐震適合率っていうのはおよそ40% っていうことで裏を返すとあの6割はま 耐震性がちょっと低い状態になっていると いうことなんですでえ法定対応年数って いうのがま大体40年ぐらいが水道感え 法律上まこんぐらいだったら大丈夫っって いうことなんですけれどもますでに20% 全国の20%の水道は40年を超えてき てるですねでまたあの水道のメンテナンス なんですけれどもまこの年々40年超えの 水道感が増える一方であの新しくしてく人 も技術もお金も結構厳しいところがあって ですね老朽化っていうのは今後どんどん 進んでいくと見られていますうんとなって くるとこの先水道艦の問題点解決策はどう なってくるでしょうかそうですねあの1度 作ってしまった水道施設っていうのは なかなかあのもう集落がちっちゃいから そこには水を通しませんというようなあの 極端なあの解決策っていうのは現実的には 難しくてですねそうするとあのより高度に あの省エネで点検していくというような ことなども考えられるんですけれどもま 今回の研究コンサル会社の研究によると ですねあの現在街ごとにお金を決めている ところがほとんどなんですけれどもまそれ を例えば都道府県単位など大きく構えて ですねあのそれぞれ街ごとのノウハウや 点検を担ってるのをま都道府県ごとの 大きいコミュニティで賄うことであの うまいこと上げ幅を小さくしてこうという ような提案がなされていますうん自治体で もやはりねあの人口がどんどん減っていて なかなか普段の行政ですら大変なところも ありますから大きい単位で見ていくとま 少しはお下げられる値下げをどのくらい 変えられるという産があるんでしょうか そうですねあの先ほど全国平均でえ48% ぐらいの値上げが見込まれるという話だっ たですけれどもこれを都府県単位にえ 割り振るとですね資産上はえ38%%とま 10%程度なんですけれども土産幅を抑え られるというような資産になっております ただですねえこの資産が完璧な解決策かと いうとそうではないですねというのもあの 先ほど神戸の例がありましたけれども近く に川が綺麗な川が流れてて え街が集落がコンパクトで安い地域もあれ ば同じ兵庫県内でも淡路島とかがですね あの雨が少ない地域で本から明石橋の水道 館を使って水をこう送るなどあの県内でも あの価格差が結構あるんですねで今はあの 兵庫県の例を出しましたけれども兵庫だけ じゃなくて山口県とかですねもういろんな ところでかなりあの街ごとの水道台って いうのが変わってきてるんです安い地域に とってはこう合併してやったことで上がっ ちゃうってことはあるわけですもんねそう なんですねえ例えばですねあの山口県です とあ体ごとだと 9000円かかるあこれですねえ場所が あったり一方では2000円ぐらいで水道 台がキープされてる地域があるわけです けれどもこれがですねあの県全体 でまとめようとなった場合はですねま大体 4000円前後と試算されてるんです けれどもまこのそれぞれの自治体に取って みればですねあの4500円ぐらいあの水 材が安くなった地域もあれば2000円 高くなった地域もあってですねまこういっ たあの地域さっていうのをこういかにあの 解決していくかっていうのはまこの解決策 をやっていこうとした時に1個大きな ハードルとなるポイントですねそうですよ ねま将来的に見たらこの方がいいんだと いう風に聞いてはいてもなかなか日々のね こう水道料金が上がっていくと聞くと やっぱり反発もあるでしょうしねまそんな 中でま今後どうしていくべきだと考えられ ますかそうですねま今後やはりあの人口も 減りますしあるいはあの自治体の水道技術 を直す人メンテナンスする人の数も減って きますしあのまあの問題が参席してると いうことであのま誰かしらが何かしら多少 あ被害をるというような形表現が合ってる かわかんないですけれどもまあのチーム 全体であの考えていかともどっかが破綻し てしまうということであの地元の住民も 県議会議会もえ何かしらの解決策をこう みんなで今のうちから考えて話し合って いくべきだという風にえ今回の研究は結論 きていますうんやっぱりね少し先の話だと 思わずに今のうちからできることを少しず つってことになってくるんでしょうねそう ですね実際にあの全国のいろんなところで もそういったあの道府単など広い地域で 水道行政を見直していこうって言った動き は出てるんですけれど実際にこう具体的に ゴリゴリ進めてこうっていうところは まだまだ少ないのかなという印象です じゃあ本当に今回の資産まま継承を鳴らす あのね人言だったり長期的なことだから いいやって思わずに早めに取り組んで くださいねっていう継承を鳴らす意味が すごく大きかったんですねそうですねま あのやっぱり水っていうのはこう今回あの 地震でも断水でかなり影響が出てました けどもあの日頃生きてく上ではあの 当たり前すぎてあのなかなか感謝しきれ ないところがあるんですけれどもやはり あの出なくなる場合っていうのを想定した 上でこう考えていくのが大事なのかなと 思いますうんあのコメントでもやっぱり こう集約型のね都市集約型のコンパクト シティコースを進めないといけないねとか やっぱりメテする業者も減っていきそうだ ねってコメントもありますしあの水道艦は やっぱ地元の業者がちょっとずつ工事し てることもあるからに埋まってるかわから なくて手をつけられないなんてこともある んじゃないかってのも来てますねそうです ねまあのコンパクトシティ構想っていうの はあの実に合理的だなとは思うんです けれども一方であの故郷を捨てて年に住み なさいというようなあの話でもあってです ねなかなか あの自分が住みたくて住んでるところを こう離れるっていうのも結構難しい決断に なると思いますんでまそういった話も含め てえ地元行政のリーダーシップ等々が かなり必要になってくるのかなと思います そうですねあの心情的なものとま本当に 長く生きていくねこう地域をま少しずつで もこう継続させるためにはちょっとずつ こうみんながね寄って集まっていかないと 実際成り立たないってこともあるん でしょうし難しいとこですねそうですねま あのこれ25年以内にっていう話です けれどもあの先送りにすればするほどあの 将来の世代の負担になっていくといううん もありますのでまそういったことも含めて 若い人もあの積極的に議論に参加するべき なのかなと思いますねはいえとんに聞き ましたどうもありがとうございました ありがとうございました

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ここからは記者解説です。食品・電気・ガスなどの値上げが相次いでいる中、水道料金が全国平均で25年以内に1.5倍になるとの試算が発表されました。その理由とは?また今後の見通しなどについてテレビ朝日社会部の冨田和裕記者に詳しくお話を聞いていきます。冨田さん、よろしくお願いいたします。
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8 Comments

  1. 賃上げすらしてないのに、何もかも値上げ、増税で嫌になる。値上げから値下げにまったくならない不思議

  2. アメリカやイギリスの様に水道を私営化すると、維持コストが利用者に転嫁されて料金が急騰するからね。
    漏水なんて起きたら死活問題だよ

  3. 50年前100年前に比べたらはるかに生きやすい世の中なんだろうけど、
    10年前20年前よりは生きづらくなってる気がする……