【生命科学】高橋祥子「ゲノムが教える社会経済の読み方」by LIBERARY(旧名称: リベラルアーツプログラム for Business)

人による観察ではなくえデータを使って
生命の法則性を解明していくというのが
生命科学というものなんですね生命科学の
発展とインターネットの発展は非常に似て
いるところがありますし実は関わっても
いるということなんです
ね人類全員のゲノムを編集しようという
方向にも理論的にはいけてしまうでそんな
中で問われるのは私たち人間は結局どうし
たいのか私たち自身をより深く理解すると
いうツールに生命科学が使えるのではない
かと私は考えてい
[音楽]
ますそもそも科学とは何かと言いますとえ
元々生物学としてあの生物を対象としたま
学問というのが生まれたんですけれども
その生物学というのは基本的に観察を手段
としてえ例えば食物の形がどう違うのかと
かですね観察によって生物の法則性を
見出していくというのが生物学の
アプローチだったんですがえ1950年代
にDNAえ二重造が発見されましてでそこ
からですねえ分子レベル人が目に見えない
レベルでDNAとかえRNAとか分子の
情報としてのえ科学というものが生まれた
んですねでその人による観察ではなくえ
データを使って生命の法則性を解明して
いくというのが生命科学というものなん
です

生命科学の発展とインターネットの発展は
あの非常に似ているところがありますしえ
実は関わってもいるということなんですね
ま例えば最近あの人工知能が使われる場面
が増えてきていますけれどもそれは突然
現れたわけではもちろんなくてですねまず
電気がコンピューターを組んでその
コンピューターがインターネットに接続さ
れてでそれがえ社会の隅々まで渡ったこと
で膨大なデータが発生してその膨大な
データが発生したからAIも発展したし
それが使われる場面が増えたという流れが
あったわけなんです
[音楽]
ねでそういったそのテクノロジーのこう
広がっていく流れというのを見るとま生命
科学も非常に似た流れをえ追ってましてま
DNAが発見されたのは1950年代です
けれども2003年に人のゲノムが解読さ
れてそこから15年で一気にゲノムの解析
技術が発展したんです
ねゲノムとは遺伝子と染色体を組み合わせ
た言葉で全遺伝情報を意味する2003年
人のゲノムが細胞の核の中にあるDNA
レオキシリボさに
アデニングアニンシシ市民という4種類の
エキ30億個の配列として記録されている
ことが突き止められた最初は1人あたりの
全ゲノム30億ある全延期配列を解読する
のに100億円ぐらいかかってたんですよ
でそれがもうどんどんこうムーアの法則も
超えてですね今やまあ10万円以下でえ
解読できるようにも一気にこう
イノベーションが進んだとでなんでこれが
このゲノム解析技術が発展したかという
とま1つは物理測定機器の発展ま単純に
チケ差と呼ばれる配列を読む機会が発達と
したっていうことともう1つが
コンピューター技術の発展です
ねまですのでこのゲノム解析技術が発展し
てくるとえ膨大な生体分子情報が出てきて
いてでそのデータを使ってど社会に行かす
かどう社会実していくか何に役立てられる
のかというところにえ今来ているという
流れかなと思い
[音楽]
ますこういった話をすると生命科学って
少しその自分とは動生活あんまり関係ない
という風に思われるかもしれないんです
けれども新型コロナウイルスがえま蔓延し
ていますけれどもどんどん新しい変異が
起こってもう新しい変異株が出てきてる
状況ですねでその感染した人がもう出た
瞬間もうすぐウイルスの配列を解析してえ
何株なのかっていう風に新しい変になった
のかなってないのかっていうことをもう即
分かることができるというのはこれはもう
10年前にはもう絶対起こり得なかった
ことですねウイルスのこう配列DNA配列
というのがえすぐに解読されてその配列
情報がインターネットに公開されたもう次
の日ぐらいにはそのワクチンのえ元となる
配列がもうできていたというような
スピード感でま開発が進んだおかげでま
あのワクチンがすぐにできて私たちもえ
ワクチンを接することができているという
のもま生命科学によるものですねでそう
いう風に今ニュースで当たり前のように見
ていますけれどもま実はこういったゲノム
の解析技術がなければそんなことも認識
すらしてないかもしれない私たちはなぜか
よくわからない病気がすごく蔓延している
という風な漂え方だったかもしれないです

これが10年前だったらそんなことはすぐ
にはできなかったはずなんですけれどもえ
非常に私たちの生活に影響を与えてるで
これからも非常にこう影響を与えるえ領域
が広がっていくかなと考えておりまして
例えばゲノム編集というものを使って難病
の治療の試験が海外では進んでいたりし
ますゲノム編集
生物が持つゲノムの中の特定の延期配列
DNA配列を狙って変化させる
技術なのでえこの遺伝性疾患の治療はもし
かするともう克服できるというような時代
がすぐ来るかもしれないですであとはです
ね地産とか農業とか水産とかえ新林環境
問題に対しても生命科学という技術を使っ
てこれからも課題解決ができていくだろう
とというわけでこの生命科学には非常に
こう大きなイノベーションが起こっている
わけなんですけれどもえそれがこうどう
私たちに影響を与えるかというのを知るの
が1
つでもう1つがこの生命をより深く理解
するつまりその私たちえ人も生命ですので
私たち自身をより深く理解するという
ツールにsmma科学が使えるのではない
かと私は考えてい
[音楽]
ますこういったえ最先端の科学とえ例えば
哲学というものはこう対局にあるようにえ
思えるかもしれないんですが実際はですね
え再先端のの科学に携われば携わるほど
私たちはどうしたいのかというところにえ
目を向けないといけないということをえ私
も非常にえ体験しましたえ例えばですね
私自身はえ個人向けの遺伝子解析サービス
というのをえ日本で立ち上げたわけなん
ですけれどもこういった自分の遺伝子情報
を調べるということがえ技術的にはできて
もそれがいいのかどうかということは非常
に技能が起きるわけなんですよ
[音楽]
ね例えば遺伝子情報を知ることで病気に
なるリスクを知って事前に予防していく
ことができればやっぱり知った方がいいと
なるかもしれないんですけれどもそのなっ
ても病気のリスクがあると分かってもえ
まだ治療法も予防法もないものであれば
それは果たして知った方がいいのかどうか
というのは人によっても違いますし

DNAと二重らせん構造の発見、20年前のヒトのゲノム解読は、生命科学の分野において大きな転換だった。遺伝子解析とゲノム編集という「神の領域」に、人類がテクノロジーを使って介入できるようになったからだ。
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■リベラルアーツとは?
リベラルアーツは直訳すると「自由になるための技」。自分の領域外について学ぶことで多様な視点を持ち、「こうあるべき」という概念から解放されるための学問です。
文系・理系の枠に囚われずに幅広い領域を学ぶリベラルアーツは、欧米エリート大学では、社会のリーダーに必須の学問として位置付けられています。

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