九州電力は、現在定期検査を実施している鹿児島県薩摩川内市の川内原発2号機の、核燃料を取り出す作業を報道陣に公開しました。

川内原発2号機では5月13日から、13カ月に一度の定期検査が行われています。定期検査では157体ある燃料集合体の一部も交換される計画で、作業の様子が報道陣に公開されました。

九州電力によりますと、燃料集合体は、原子炉容器から24日までに全てが取り出されていて、6月下旬ごろに再び戻される予定です。

また、川内原発2号機では今回の定期検査で、原子炉本体や冷却施設など105項目が検査対象となっていて、今後、順次検査が行われる予定です。

川内原発の前川裕章次長は取材に対し「これまで順調に作業は進んでいる。今後も工程が続くが、一つ一つ点検作業、検査を、丁寧にしっかり実施したい」と述べました。

川内原発2号機では、今後作業が順調に進めば、8月中旬の通常運転復帰を予定しています。

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