今回は、NHKの朝ドラ「ブギウギ」の歌手・茨田りつ子のモデルとなる淡谷のり子が、美空ひばりを嫌いだと公言するようになったお風呂のエピソードを紹介します。

おまけで、朝ドラ「ブギウギ」の歌手・福来スズ子のモデル笠置シヅ子と淡谷のり子のお風呂のエピソードも紹介しています。

淡谷のり子は、演歌や軍歌が嫌いで、美空ひばりは大嫌いだと公言していたのですが、淡谷のり子はデビュー前の美空ひばりをお風呂に入れて可愛がっていました。

淡谷のり子が美空ひばりと出会ったのは、昭和23年の横浜国際劇場でした。

横浜国際劇場の支配人・福島通人が、幕の合間に、小学生の美空ひばりを舞台に上げると言うので、淡谷のり子が「あの子は何をするの」と尋ねると、福島通人はモノマネで他人の歌を歌うと答えました。

美空ひばりは、まだデビューしていないので、自分の持ち歌がなく、他人の歌を歌っており、笠置シヅ子のモノマネとして注目され、「豆笠置」「ミニ笠置」として注目されるようになります。

美空ひばりの歌が客に受けていたので、淡谷のり子が「まあ、かわいそうにね。小さい子供にこんなことさせるなんて、親の顔を見たいわ」と呆れると、美空ひばりの母親が「私ですけど」と言って顔を出しました。

これが切っ掛けで、淡谷のり子は美空ひばりを可愛がるようになりました。

当時は毎日お風呂に入れるような時代ではなかったのですが、歌手は人前で歌う仕事なので、劇場のお風呂に入ってから舞台に出演していました。

淡谷のり子も、劇場に入ると、真っ先にお風呂に入るほど、お風呂は貴重な時代でした。

美空ひばりもお風呂に入りたかったのですが、当時は序列が厳しい時代なので、前座の美空ひばりが先輩を差し置いてお風呂に入る事が出来ません。

かと言って、先輩が入り終わるのを待っていると、前座に間に合いません。

そこで、支配人の福島通人が、笠置シヅ子に美空ひばりと一緒に入って欲しいと頼むと、笠置シヅ子から、「ワテは子守に来たんとちゃうで」と怒鳴りつけられたそうです。

そこで、福島通人が、恐る恐る淡谷のり子に頼むと、淡谷のり子は快く引き受け、美空ひばりを風呂に入れてやりました。

淡谷のり子が美空ひばりをお風呂に入れたとき、アメリカ人からプレゼントされた石鹸を使うと、ひばりが「良い匂いがする」と言いました。

そこで、淡谷のり子が「欲しい?」と尋ねると、ひばりは「うん」と答えたので、淡谷のり子は美空ひばりに石鹸をあげました。

こうして、淡谷のり子は、美空ひばりを可愛がり、地方巡業にも連れて行ったのですが、スターになった美空ひばりと対談したとき、美空ひばりは、淡谷のり子との思い出など無いと言うのです。

淡谷のり子がお風呂に入れた話をするのですが、美空ひばりは知らないと言うので、淡谷のり子は以降、美空ひばりの事が大嫌いだと公言するようになったそうです。

23 Comments

  1. おそらく淡谷さんは美空さんの親も含めて彼女の取り巻きの連中が気にならなかったと思いますよ…笠置シズ子さんも…違う視点で彼女に対して同じでした…しかし淡谷さんは苦労人でしたから…ぐずぐずいいながらも…面倒をみる…ある意味心も大きい方だった…!!

  2. 子供のころラジオで美空ひばりの先生みたいな人が「ひばりは常識はないですよ、だけど・・」といってました。恐らくそこらに放しておくと他人に無礼な事するから先回りして弁解してたんだと思いました。

  3. 淡谷さんめっちゃいい人笑
    その時代のこと分からないけど性格が大物な人が当たり前な時代に希少な存在

  4. 人情があるのりこ様
    素晴らしいです。

    恩を仇で返す小娘だったんですね…
    残念です。

  5. のちにひばりが地方公演で客に塩酸かけられたことを知って、ある意味「因果応報」だと思った

  6. なんかみんな美空ひばりは歌がうまい前提だけど俺は美空の歌がうまいとかいいとか思った事一度もないし声が嫌い。

  7. 演歌は嫌いだけど、北島三郎、水前寺清子、森進一は好きってテレビでよくおっしゃっていましたね。人柄のことだと思いますが。

  8. 石川さゆりが生放送で「津軽海峡冬景色」を歌ったときに、「上手!」って褒めていてびっくりした記憶が今でも鮮明にあります。演歌でも品よく歌う人の歌は好きだったみたいですね。

  9. ひばりさんを尊敬していましたが、親の教育が悪かったのでしょう、感謝をするどころか不遜な態度を取るなどほんとに失礼なことをしていたもんですね。

    ステージママのしでかした逸話はしっていましたが、やはり血というものは争えないものです。

  10. 本当に覚えてないか、わざとか。
    いずれにせよ見返りを期待した淡谷がばか。

  11. ここで聞く話は、美空ひばりも笠置シズ子も余りいい性格じゃなかったと云う事でしょうか。朝ドラとは偉い違いですね。

  12. ひばりはやっぱりとんでもないガキだったんだ。情けで風呂に入れてやったのに感謝のかの字もないなんて。第一石鹸がほしい?と聞かれ普通なら遠慮するし、良いんですかとなるのに、はいではなく、うんだもん。母親の躾けがなってなかったという事。淡谷のり子の人柄の良さが分かって良かった。ありがとうございました😄

  13. このエピソード 昔テレビ番組で淡谷さんご本人が話していたのを聞いた。美空ひばりを好きも嫌いもない子供だったけど、これを聞いてから美空ひばりの印象がめちゃくちゃ悪くなった。

  14. ブギウギを毎回観ました。美空ひばりがいつでるかとドキドキしてましたが、終わりの方で出てきた歌手は
    江利チエミさんだったのですね。美空ひばりが出てこない意味が分かりました。NHKはやはり方針を貫いたのですね。さすがですね。
    それにしても、笠木シズ子のブギウギのレパートリーが沢山あるのに、今の番組では演奏されないのは残念ですね。

  15. ほんとにひばりは天狗になって、恩知らずだったのですね。そのせいか、早死いた。後継者も、潰してしまった💧💧💧、栄枯盛衰💧💧

  16. 笠置シズ子さんも潔く引退されて今見ると凄いなあ、、と思う、美空ひばりを見て笠置シズ子さんもこんな娘の時代かなあ、、と思ったのでは!ひばりを管理してたのは母親だよね!ひばりの興行を取り仕切ってたのは893てな時代、弟の加藤哲也はホントのヤクザになってしまった、拳銃不法所持とかで捕まってたよなあ、若くして亡くなられた、人生一路の作詩は加藤哲也、一番下の香山君はてなもんや三度笠にも出てたなあ、皆さん若くして亡くなってる、ひばりも辛かったでしょ!