◆立春(りっしゅん)
春の気配が感じられる頃
新暦2月4日~18日頃

梅~立春の自然~
春、花の中でもっとも早く咲く梅は、「百花の魁(ひゃっかのさきがけ)」や「春告草(はるつげぐさ)」と呼ばれ、昔から日本人に親しまれてきました。
漢文の「梅開早春」という言葉は、「梅、早春 “に”開く」と読まれることが多いようですが、禅の世界では、「梅、早春”を”開く」と読みます。「春が来たら梅が咲く」のではなく、「梅が咲くから春が来る」と考えているのです。
これを人に当てはめれば、人もどう生きるかで人生が決まる、ということなのかもしれません。梅の花のように、周りを春に変えるような生き方は、理想でもあります。

初午~立春の暮らし~
2月最初の午の日は「初午」と呼ばれ、全国各地の稲荷神社で「初午祭」が営まれます。
この祭りは、奈良時代の和銅4(711)年2月初午の日に、伏見稲荷大社の祭神・稲荷大神が稲荷山の三ヶ峰にご鎮座されたことにちなんだもので、昔から老若男女を問わず多くの人々が、参詣に出かけました。初午詣は「福まいり」とも呼ばれ、ご神木「しるしの杉」を受け、商売繁盛や家内安全を祈る習わしがあります。
伏見稲荷大社は、平成23(2011)年、「稲荷大神ご鎮座1300年」という節目の年を迎えます。

Present by 京福電気鉄道(株)(制作2010年2月)

前の節気-大寒 http://youtu.be/yLTYEW5l7tM
次の節気-雨水 http://youtu.be/Xix1rC-jWC0

YouTubeチャンネル「NipponArchives」
https://www.youtube.com/NipponArchives2013

2 Comments

  1. 昔、これはPodcastで提供されていたと記憶しているのですが、今はPodcastはないのでしょうか?

  2. 立春

    春の気立をもって也。

    すべての花に先駆けて咲く梅の花、一足早く春を告げます。

    禅の教えに「梅、早春を開く」という言葉があります。

    「春が来れば梅が咲く」のではなく、「梅が咲くから春が来る」。

    人も、どう生きるかで人生が決まる、ということなのかもしれませんね。

    昔から人々は春の気配を感じると、こぞって稲荷詣に出かけました。

    初午は稲荷大神がご鎮座になった、ゆかりの日。

    この日のお参りは初午詣や福まいりと呼ばれ商売繁盛や家内安全にご利益があるとして親しまれてきました。

    あらゆる物に感謝した先人たちは神々と縁のある日を大切にしていたんですね。

    張り詰めた氷がゆっくりと溶け、ようやく大地が目覚めます。

    京都には二十四の季節があります。