俳優として活躍し、その後、映画監督に転身した榊英雄容疑者(53)は、女優を目指していた女性に演技指導などと言いながら、性的暴行をしたとして逮捕されました。

20年以上、一緒に仕事してきた人は、怒り、悔しい思いをしています。
映画カメラマン・早坂伸さん:「自分たちに対して嘘をついていたということに、怒りもあったし、被害に遭った方からすると、自分も一味に思われていた。そこは自分として悔しいし、自分の名誉のためにも率先して、運動、活動をしなきゃいけないと思った」

警視庁によりますと、2016年に、女性(当時20代)をマンションに誘い出し、乱暴をした疑いが持たれています。法改正前の事件なので、容疑は“不同意性交等”ではなく、“準強姦”です。

榊容疑者は「女性とは男女の仲だと思っていた。冤罪です」と、容疑を否認しています。

女性と榊容疑者は、2015年秋ごろ、演技指導のワークショップで出会いました。

榊容疑者は事件当日に、SNSを使って女性を食事に誘いました。その後、演技指導を名目に、タクシーで関係先の港区のマンションに移動。そして、「タトゥーなどあると大変だから、裸を確認したい」と言ったといいます。

警視庁は、榊容疑者が、当時、俳優の卵だった女性に対して、映画に出演させることをほのめかしながら、犯行に及んだとみています。さらに、事件直後、女性は、榊容疑者から口頭で口止めをされたと話しているということです。

警視庁は、去年6月に被害届を受理。その後、榊容疑者の自宅などを家宅捜索し、スマホやSDカードを押収しました。解析すると、別の複数の女性とのわいせつな動画が50点以上発見され、事件性の有無についても調べています。

榊容疑者は、おととし、週刊誌の報道で、4人の俳優から性加害を告発されていました。当時、記事について「事実であることと、事実ではない事が含まれて書かれておりますが、過去のことをなかったことには出来ません」とコメントを発表していました。しかし、結果として、公開直前の映画はお蔵入りとなり、所属事務所からも契約を解消されました。

同じ手口での被害を訴える人はほかにもいます。

2015年に被害を受けたという睡蓮みどりさん。
文筆家・俳優の睡蓮みどりさん:「演技指導が進んだときに、監督の、加害者のスイッチが切り替わったのをはっきりと感じて、そこで、はっきりと恐怖心が出てきて、ちょっとフリーズするような状況で」

いまも後遺症に苦しんでいるといいます。
文筆家・俳優の睡蓮みどりさん:「心の一部が壊死したような、感情が追いつかないというか、感情が消えている部分が、自分の体の中にずっとあって、それは、いまもまだあるんですね。一部の記憶が、記憶としてはあるんですけど、どうしても自分のものだと思えなくて」

週刊誌報道などが出るまでの7年間、自分のせいだと思い続けていたそうです。

文筆家・俳優の睡蓮みどりさん:「昨年ようやく『複雑性PTSD』という診断を受けたんですけれど、そういう診断名がついて、やっとホッとした部分があって。診断されたことで、これは、そのことが原因で、心が壊れていたんだなという理解にやっと至ったんですけど」

業界の歪な構造も原因だと指摘します。
文筆家・俳優の睡蓮みどりさん:「業界の沈黙は、本当にひどいです。同性の女性の先輩に相談してみても、当時は親身になってくれる人はいなくて。『もうちょっと、うまくできるようにならないと』みたいな。“私の問題”として、“うまく対処できない自分の能力の問題”という認識」

榊容疑者と長年仕事をしてきたカメラマンは告発を知り、被害を訴える女性の支援に動き出しました。
映画カメラマン・早坂伸さん:「『私も被害にあった』という声が、たくさん届いたのと、一方で『そんなこと前からあるでしょう』『何を今さら』という。主に男性。両極端な反応がありました。(Q.性加害が生まれやすい映画界の構造について思うことは)役者に対して、(監督などから)『役があるから、今度、君を推す』、その交換条件で、何かしら性的搾取が行われていたり、パワハラ的なことが行われる構造がいまだにあると思うんです。実際キャスティング権を握っている人たちって、もっと監督、プロデューサーいる中で(被害の)暗数は相当あると思っています。それをどうやって表に出していくか」

早坂さんは、複数の女性から相談を受けていて、被害届を出した女性の弁護士を通して、警視庁にも情報を提供してきました。

映画カメラマン・早坂伸さん:「やっぱり告発というものが、もっとやりやすい社会になるべきだと思う。告発をしづらい空気を作ることで、加害者を野放しにした部分がある。被害当事者が頑張っている姿を見せられたとき、第三者がどういう行動をするのか。そこがすごく問われていると思う。要は、被害当事者じゃなくて、第三者がいかに動くかが大事だと思う」

■警視庁捜査一課担当の石出大地記者に聞きます。

Q.今回の事件に関する物的な証拠は少ないように思えますが、逮捕に至った決め手は何だったのでしょうか。
石出大地記者:そもそもこういった性犯罪は、相手の合意の有無を確認することが難しいことが多いのです。実際に今回の事件の捜査関係者も「密室内の事件であり、客観的な物的証拠は乏しい。“被害者の証言の信用性”を高めることが重要」と話していました。
そうしたなかで、今回、逮捕に至ったのは、何と言っても“証言の信用性”を高められる状況証拠が多く集まったことだとしています。

Q.“被害者の証言の信用性”を高められる状況証拠とは、どういったものでしょうか。
石出大地記者:今回、複数の女性が「榊容疑者に、いきなり屋外で性行為に持ち込まれた」といった内容を話しているほか、「俺を誘惑してみろ」と言われたと話す女性もいることから、被害者の証言の信用性が高まりました。当然、証言だけではなく、そのほかに積み上げた証拠も総合的に判断しています。さらに、警視庁は、今回、映画監督という立場を利用して、関係を強要していたと結論付けました。ある捜査幹部は「立場を利用した性犯罪の多くは、被害者が声をあげられないことが多い。事件の被害相談があれば、あらゆる手段を使って容疑者を摘発していき、被害者を救っていきたい」と話していました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

48 Comments

  1. これまでも色んな監督や大御所俳優らが問題起こしながら逃げてきたが、もう逃げられないようにしようや

  2. こういうことしないと女性を抱けない非モテ陰キャなんだよな
    正々堂々女性を口説いて男らしく生きろよ情けない

  3. また好きな戦隊が黒歴史になってしまった!
    もう性癖だから一生治る事はない

  4. 盗撮犯を捕まえたこともありましたが・・。
    特命戦隊ゴーバスターズ10アフターはどうなるんだろう?あっても転勤になったという手で出演は無理

  5. こりゃ実刑だろうな。榊クン、ムショであっちのニキ達に可愛がってもらえるYO!

  6. カメラマンの方すごい。自分の身に起きたことではなくバッシングも覚悟の上での行動が。なかなかできないこと。

  7. 気になるのが、インタビューでの服装。
    自分を守りたいなら、ある程度肌を見せない服装をするのも一つの手段だと思う。

  8. 善良な男性はどんどんこうして告発の手助けをしていくべき。
    被害者だけでなく自分を守ることに繋がる。

  9. 生殺与奪を握った人でも聖人君子もいると信じたいが。
    ダメだなこの業界は。

  10. 4:35なぜその時言わない?っていう人がいるけど被害者の多くは自分を責めてしまうからだよね。

  11. もう刑務所も一杯だから、一晩裸で冬山の木にロープで吊るす刑罰が求められていると思います。
    周囲には熊さんもいたらいいと思いますよ。

  12. 本当にただの犯罪者だろう。腐った人間が多いから業界も腐っている。
    高学歴の大学で腐った生活をして、同じような人間がいる業界、政治家、官僚でまた同じことをする。

  13. 本件で問題なのは、榊容疑者の作品に出演された女優さんが、
    榊容疑者と肉体関係を結んだから、役がもらえたと、
    いつまでも疑われることではないでしょうか。

  14. こういった問題がきちんと扱われれば、もっとよい人材が映画界に参入するようになり、邦画の質も向上すると思います。
    同じことはアニメ業界も言えるのではないでしょうか。

  15. 睡蓮さん知っていることを全部ばらして! 榊さんは氷山の一角というのが分かれば 映画業界が改善される!!!

  16. 映画業界とお笑い業界は違うだろ。お笑い芸人と寝てもどう言う仕事貰えるの?映画業界の闇の方が深いと思う。

  17. 園子温も同じだから
    こういう奴ばっかり日本の芸能と事務所は信じちゃダメだよ….

  18. 何を今さら! というのはたくさんの人が思い浮かぶ、なぜなら、監督は不起訴になっても業界で生きていくことはあり得ない実績しかないから、事件が進行している時に事件や噂が出てきたときに
    声を上げなければ、今になって被害に遭われた人と共闘すると言ってもそれは
    保身
    でしかない。撮影現場を通して監督を見ればどのような癖があるか分かる。
    今さらって意見が出たのは当然、映画の世界はこんなものと仕事してても周囲の見る目は厳しくなるのはどこの世界も同じでしょう。だから黙ってるの。そこに今さらが付くとおまけ分反響が強くなる。被害者がたくさんいるから。被害者も本当はそんな人と共闘なんかしたくない、たくさんいると
    心強くなれるからにすぎない、出来るならひとりで闘いたいと悩むから病みやすいのに。

  19. 映画で脱いでる女優たくさんいるけど脱がないと仕事もらえない世界なんだろうね。おばい出せる人が主演なれる世界。見てる側からすると映画で脱ぐ必要ないと感じるけど監督がおぱい見たいだけなんだろうな