福本伸行「カイジ」× かわぐちかいじ『沈黙の艦隊』黄金タッグによる奇跡のコミックが実写映画化!絶体絶命密室エンタテインメント『告白 コンフェッション』が2024年5月に公開される。

原作「告白 コンフェッション」は、1998年にヤングマガジンアッパーズで連載され、名匠二人の共作が大きな話題を呼んだ人気コミック。物語は、大学山岳部OBの浅井と石倉が登山中に遭難するところから始まる。事故によって死を覚悟した石倉は、長年背負ってきた十字架を降ろすため、自分が過去に犯した“殺人”を浅井に告白してしまう。しかし、その直後、眼前に山小屋が出現し、二人は一命を取り留めることに・・・。死を覚悟した親友の最期の“告白”を聞いてしまった男と、言ってしまった男。山小屋内で進んでいく、二人のこの上なく気まずい一夜を、圧倒的なスリルとスピード感で描ききった作品は、今なお、多くの読者の心を惹きつけ続けている。

 『土竜の唄』シリーズ(14年・16年・21年)や、珠玉のヒューマンドラマ『渇水』(23年)など、幅広いジャンルの作品で多彩な演技で観客を魅了し続ける俳優、生田斗真。浅井という一見するとエリートの好青年風だが、どこか掴みどころのないキャラクター像を演じ、新境地を開拓している。

 そして、自らの罪をうっかり“言ってしまった男”、リュウ・ジヨンを演じるのは、ヤン・イクチュン。彼が監督・脚本・主演をつとめた『息もできない』(10年)は、国際映画祭・映画賞で25以上もの賞に輝き、そのセンセーショナルな作風が世界で話題となりました。また、日本でW主演をつとめた『あゝ、荒野 前編/後編』(17年)では日本国内で高い評価を集め、数々の映画賞を受賞した。原作では日本人の石倉というキャラクターだった設定を、韓国きっての実力派であるイクチュンを起用することにより、韓国から来た留学生のジヨンへと変更がなされた。日韓を代表する、生田とイクチュンという演技派俳優のコラボレーションは果たしてどのような化学反応を生み出すのか!?

 そして、監督を務めるのは、『リンダ リンダ リンダ』(05年)『苦役列車』(12年)『オーバー・フェンス』(16年)などの作品で高い評価を集め、話題作『カラオケ行こ!』(24年)の公開も控える山下敦弘。個性あふれるキャラクターの魅力を切り出すことに定評のある山下監督が、自身のキャリアでも初のジャンルとなる密室劇で、生田が演じる浅井とイクチュンが演じるジヨンという、極限状態に置かれた二人の男をどのように描くのかにも注目だ。

■ストーリー
 大学山岳部OBで親友の浅井とジヨンは、16年前、大学の卒業登山中に行方不明となって事故死とされている同級生の西田さゆりへの17回忌となる慰霊登山中、猛吹雪により遭難してしまう。脚に大怪我を負ってしまい、死を確信したジヨンは、実は16年前にさゆりは自分が殺害したのだと浅井に‘告白’する。長きに渡り背負ってきた十字架を降ろしたことで安堵し、死を受け入れたジヨンだったが、その直後、眼前に山小屋が出現し、二人は一命を取り留めることに。薄暗い山小屋の中、明け方まで救助隊が来るのを待つ二人だったが、浅井はジヨンの態度がどこかおかしいことに気づく。「ジヨンは明らかに告白したことを後悔しているに違いない…」。この上なく異様で“気まずい”空気が流れる山小屋内。そして、ジヨンの行動は常軌を逸し始め、狂気をはらんでいくのだったが―。

原作:原作 福本伸行 作画 かわぐちかいじ『告白 コンフェッション』(講談社「ヤンマガKC」刊)
主演:生田斗真 ヤン・イクチュン
監督:山下敦弘
脚本:幸修司 高田亮
製作:映画『告白 コンフェッション』製作委員会
制作プロダクション:ギークサイト
配給:ギャガ
(C)2024 福本伸行・かわぐちかいじ/講談社/『告白 コンフェッション』製作委員会
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