作曲家のトイドラが、ブラックアダー・コード(Blackadder Chord)の構造を分析し、その本質に迫ります。
そのうえで、たくさんの派生ブラックアダーを提案します。
質問・意見はコメントにて。

田中秀和「花ハ踊レヤいろはにほ」分析動画→https://www.youtube.com/watch?v=K6rb7IJTS-M
田中秀和「Precious」分析動画→https://www.youtube.com/watch?v=K6rb7IJTS-M

〈ブラックアダー・コードとは〉
「Vaug/bII」で表される分数コード。
非常に強いドミナント性を持ち、J-popにおいて多用される。
別名:分数aug、イキスギコード、日本の6(Japanese 6)、BLKコード

0:54 実例
1:57 ブラックアダーの本質とは
7:23 解釈が分かれるポイント2つ
10:23 クラシック音楽におけるブラックアダー
13:24 派生ブラックアダーの紹介
 13:24 根音(ルート)型
 17:44 テンション型
 19:46 全音音階(ホールトーン・スケール)型
 21:39 二重解決ダブルミーニング型
29:40 まとめ
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作曲家のトイドラ → https://tomita-haruki.studio.site/

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31 Comments

  1. 色んな視点からの解説で助かります
    マイナーコードに解決するブラックアダー(Ⅲaug/Ⅶb)についての解説もよければお願いします…!

  2. 俺はBlackadderとは呼ばず、強拍で借用和音が転位・変位しているだけだと考えている
    独立した響きとして考えると複雑すぎて訳がわからなくなる
    横の関係を和声的に考えるならば理論的には全て解決する

  3. Db7⇒Cと、G7b13=Gaug⇒C、の二重にみえますね😑 Cadd9に解決のほうがいいかも🎉
    Dbm(9,11}⇒CM7も派生にみえたり。

  4. 言われて確かにホールトーンスケールも使えるわと思いました。基本的に裏コードはlydian7thスケールだから♯11thが出てくるのは普通のことだと思ってしまってるので、私と同じ様に考えてる人は新たに分数コードとして覚えるよりも裏コードの亜種としてしまった方がむしろわかりやすいのだと思います。とはいえ実際コードとして書くときはおっしゃる通り分数で書いた方が明確ですね。

  5. クリスタル・クリアな解説‼大きな収穫になりました!チャンネル登録させて頂きました!

  6. イキスギコードはⅤaug/♭Ⅱであって♭Ⅱのテンションコードや♯Ⅱ/♭Ⅱのような書き方は好きじゃないっていう意見、ずっと思ってました。かの有名な灼熱スイッチのサビ入りのコードをGaug/Fって表記する人が結構いたんですけど、いやそれどういう機能やねんって思ってました。秀和本人も、あのコードはⅢ7をaugにしてベースを裏にしたものだと言っていたのでその解釈が正しいといっていいと思います。

  7. ブラックアダーよく聞きますが、派生形の話はメッチャ面白かったです!まとめていただきありがとうございました!

  8. 動画の趣旨とは少し違うかもしれないけど、B7/D♭からCじゃなくCM7に解決すれば、CM7の中のEmに対してB7の中のD♯dimが気持ち良く作用するかもしれない。と思ったりしたけど、M7って割と濁ってるからトライアドの方良いんかなぁとも思えたり、難しい。

  9. とても勉強になります😭これは次がIへ解決する前提だと思いますが、Ⅵのマイナーキーへ解決したい場合はまた違うコードを使う感じになるのでしょうか?それともIへ行く前提なのですかね?

  10. 15:20 クリシェの意味が間違ってますけど大丈夫そ??機能は変わらずテンションのみが半音で進行することをクリシェというのであって、機能が次々変遷しているこの進行はクリシェではありません。ちゃんと勉強してください

  11. コードを正式に学んだことはありませんが、自分ではそこそこコード感がある人間だと思っていましたがブラックアダーコードって名は聞いたことありませんでした。
    ありがとうございます。

  12. ブラックアダーコードについての質問なのですがダカーポ4のopのaメロの4小節の3拍目はブラックアダーコードでしょうかC/DからクリシェしてCaug/Dに感じたんですが

  13. 異名同音や♭Ⅱ説よりも、やはりツーファイブワンの変化と捉えるほうが自然ですよね。
    Ⅱm→ブラックアダー→Ⅰと考えればベースも半音で下降していくとてもキレイなラインになるので。
    その上で、D♭のベース上ではただのGだと5度と半音で当たるから、右手がちょっと避けてD♯になり、
    ついでにCの長3度に向けて上昇していくラインも見えてきます。

  14. 非常に美しい考え方で正にブラックアダーコードの解決のように気持ちよかったです

  15. 和声を修めているから、ポップスってわざわざ変な理屈をこねて難しいかのように見せているのはなんだか滑稽にみえます。
    古典的に解説するなら、ただの非和声音が半音階的に進行して解決しているだけです。

  16. ジャズ理論(無理やり論)だとアリですが、クラシックから考えたらナシですね。トライトーンが揃ってないコードは解決しません(旋法的でない限り)。

  17. 「日本の増六」は増六にしては響きが大分やばいですが、機能としてはそう解釈してもいいかもですね。

    個人的にブラックアダーコードは単なるaug7の亜種だと考えています。
    普通のaug自体がホールトーン的な響きを持っていて、同様にaug7もブラックアダーコードのaug/♭IIもホールトーンの響きですよね。

    aug7(♯11)の♯11をベースにしたと考えてもいいかもですね笑
    結局それでもホールトーン的な響きになるので、そう考えてます。

    14:10 でも言っていますが、オルタードスケールもホールトーンを少し変化させたものなのでドミナントとして不安定な要素になりますよね。

    つまり、不安定=ホールトーンにあるのかなと勝手に考えてます笑

  18. omitとかテンション付いてるのややこしいと思っていたので、Ⅴaug/Ⅱ♭と解釈して良い、むしろそっちの方が良いと知れて溜飲が下がりました!わかり易くて良い動画です✨

  19. ご存知かもしれないですが、田中秀和さんのV字上昇Victoryという曲が凄いのでぜひ解説お願いします!

  20. 田中秀和さんって凄い作曲家さんなんですね!
    新曲出たらBlackadder chordに集中して聞いてみます!

  21. このコード進行に名前があったのか!勉強になります

  22. 非常に興味深い動画をありがとうございます!!
    ブラックアダーはkawaii future bass系の音楽ではよく聴く印象です。特にぜったくんというラッパー・トラックメーカーの曲はこのコードを使ってるような…?(理論に詳しくないので間違っているかもしれません)

  23. このコードを使っても、IVEやニュージーンズの音楽の足元にも及ばないのは、こうやって小手先のテクニカルなことばかりもてはやすからだよなー日本の音楽が。転調?変拍子?普通にスネアとキックの音に韓国みたいにこだわれよ

  24. 音楽の話してるのに、アニソンとかゲーム音楽出てくると冷める。そんな一部の人しか知らないジャンル出されてもなぁ。広く人口に膾炙しているポピュラーミュージックや洋楽で例を挙げてほしいよ。

  25. いつもタメになる動画ありがとうございます‼︎

    トイドラさんが紹介してきたコード進行をまとめた動画が見たいです🙏