来週15日から開設される大規模なワクチンの接種センターについて、本島中部の市町村会は、市町村が行っている接種とは異なる種類のワクチンが使われることから、誤って2種類のワクチンを接種しないよう、県に対して周知の徹底を要請しました。

県庁を訪れたのは、中部市町村会の会長を務める宜野湾市の松川市長などで、県が、来週15日に、宜野湾市の「沖縄コンベンションセンター」に開設する、高齢者を対象にした大規模なワクチンの接種センターについて、謝花副知事に要請書を手渡しました。

この中では、使われるワクチンが、大規模接種センターはモデルナ製、市町村はファイザー製と、種類が異なることから、高齢者が誤って2種類のワクチンを接種しないよう、周知の徹底を要請しています。

また、ワクチン接種を県と市町村で二重に予約できない仕組みにすることや、市町村の接種計画に影響が出ないよう、医師や看護師を確保することなども求めています。

これに対して、謝花副知事は、電話予約の際にあらかじめ確認をすることや、9日の新聞広告などで注意喚起する方針を示したうえで「注意深く対応していく」と述べました。

要請のあと、松川市長は、記者団に対し「二重接種や二重予約が生じないよう、あらゆる広報媒体を使って周知していきたい」と述べました。

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