春の高校バレー全国大会が4日に開幕し、愛媛の男女代表が初戦に挑みました。

創部68年目で悲願の初出場を果たした今治精華は能登半島地震の被災地に試合でエールを届けたい石川代表・金沢商業と対戦しました。

2年生主体の今治精華は身長185センチのミドルブロッカー・ビーチバレー21歳以下日本代表の矢田がブロックで活躍します。

終盤にかけてシーソーゲームとなりますが、今治精華は矢田と同じビーチバレー21歳以下日本代表でチームの大黒柱・オポジットの森川が3連続ポイント。
25-23で第1セットを先取します。

第2セットも序盤は点の取り合いになりますが、今治精華は最高到達点3メートル2センチの矢田が、高さと速さを兼ね備えたスパイクで持ち味を発揮します。
すると大黒柱・森川もギアを上げ強烈なスパイクを決めます。

今治精華は中盤からリードを許さず、見事なストレート勝ち。
初出場で全国大会初勝利を飾りました。

今治精華 岡崎大志監督:
「初めての大舞台で緊張せずに、のびのび活躍してくれてたので、そこが一番の勝因かなと思います」

今治精華 森川仁湖選手:
「あしたもっと自分が決め切って、ベスト16を今回目標に練習してきたので、その目標を達成できるように、次絶対勝ちたいと思います」

今治精華は5日の2回戦で国学院栃木と対戦します。

一方、男子代表の新田は京都代表・洛南と対戦。
新田は試合の序盤、ブロックが決まり伸び伸びとプレーします。

しかし、5年ぶりの全国制覇を狙う洛南の高さの前にスパイクが思うように決まりません。
じりじりとリードを広げられ第1セットを25対17で失います。

第2セット、新田はリベロのキャプテン・芝、エースの越智を中心に全員バレーで立ち向かい、中盤まで1点を争う試合を展開します。

しかし、優勝候補の壁を越えられず25対18。
セットカウント2対0で涙をのみました。

WACOCA: People, Life, Style.