●目次
イントロダクション 0:00~5:39
リベラリズム(自由主義)とは何か? 5:39~8:41
「リベラリズムから生じる暴力」に対する解決策 8:41~15:27
ナショナリズムとは?15:27~ 22:19
リベラル覇権主義とは? 22:19~26:31
なぜ、リベラル覇権主義が外交政策として採用されたのか? 26:31~28:53
何が、リベラル覇権主義を推し進めたのか? 28:53~36:37
リベラル覇権主義は、どのような結果を引き起こしたのか? 36:37~45:44
なぜ、リベラル覇権主義は失敗したのか? 45:44~54:46
非自由主義的なリベラリズムとは? 54:46~56:34
自制的な外交政策について 56:34~1:01:24
リベラル覇権主義は、国内のリベラリズムを脅かす 1:01:24~1:02:15
国際政治の未来予測 1:02:15~1:05:57

※「リベラリズムから生じる暴力」に対する解決策の箇所で使用した写真がYOUTUBEの収益化の条件に反する可能性があるので、動画公開後にぼかしを入れました。

2018年にテキサスA&M大学で行われたミアシャイマー教授の講演を忠実に再現したものです。
YOUTUBEの規制に抵触する可能性がある発言は表現を変更しています。
また、説明が足りないと思った部分(リベラリズムとは何か?)については、他の講演での発言をつけ加えています。

この講演の内容は、アメリカの外交政策であるリベラル覇権主義を分析、批判するというものです。
それは同時に、「何が米外交を動かしているのか?」や「NWO(ニューワールドオーダー)の実態」を説明する内容にもなっているので、資本家やネオコンが米外交を動かしていると主張している陰謀論者に対する論駁にもなっています。

ミアシャイマー教授の発言について、補足します。
「アメリカの外交政策の失敗がドナルド・トランプを当選させる一助になったのです。これが、どうしてこんな男がアメリカの大統領に選ばれたのだろうとおっしゃる方々に対する説明になります。」
この講演の後に行われた質疑応答の中で、この発言の真意を問われたミアシャイマーは、「トランプが大統領に当選した理由として大きいのは、外交政策の問題よりも、内政問題だった(外交政策の失敗が大統領当選の主な理由であるとは言っていない)。アメリカの有権者の多くは、国外の問題よりも国内の問題に関心があるから。」と説明しています。それを踏まえて、「アメリカの外交政策の失敗がドナルド・トランプを当選させる”一助”になったのです。」という訳にしました。

Illiberal Liberalismという矛盾は、アメリカが世界を統一(平定)するまでの過程における限定的(一時的)なものであると考えれば、矛盾がないと言えるでしょう。

なお、この講演の内容は、2018年に出版された「The Great Delusion」に沿ったものになっています。
https://amzn.to/3v1jU5O

参考元の動画(https://youtu.be/jrE_RPNogG4?si=W-PH6IjJ_VtnZin5)

ブログ↓

ミアシャイマー(ネオリアリズム)の思想


自称国際政治の専門家や陰謀論者がミアシャイマー教授の発言を歪曲して、都合よく、陰謀論の補強材料として利用しているので、間違った解釈に誘導(洗脳)されないように気を付けて下さい。陰謀論者たちは、新興宗教に洗脳されている信者と全く同一の思考回路なので、ある意味病気の人たちです。一切関わらない方がよいです。気が付かないうちに、思考能力が破壊されています。東大や京大を卒業した人が陰謀論者になっているのを見れば、陰謀論がいかに人間の思考能力を破壊するのかがよく分かります。

ミアシャイマー教授の発言を直接確認してその真意を理解することが大切ではないでしょうか?

翻訳作業などに膨大な時間と手間がかかっています。今後も動画制作を続けてもらいたいと思われる方は、ご支援をお願い致します。
このチャンネルのメンバーになって特典にアクセスしてください:
https://www.youtube.com/channel/UCW-_2nLpc4GfoSAxEJlufIA/join

●ミアシャイマー教授関連の動画一覧

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最新(2023.10.28)ミアシャイマー教授の分析 ①(マスコミが報道しない)ウクライナ戦争の本当の戦況 ②イスラエル情勢(希望も見えるが、第三次世界大戦の危険も。バイデンを高評価した理由とは?)
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①ミアシャイマーが馬渕睦夫の陰謀論を完全論破! ②スティーブンウォルトが解説!「トランプのせいでテロが発生」③イスラエルテロと日本滅亡との深い関連性❗(2023.10.12)Mearsheimer

ミアシャイマーがイスラエルでのテロを巡る陰謀論(自作自演説、国際金融資本陰謀論)を論破Mearsheimer
Debunks Conspiracy Theories of Terrorism in Israel
https://youtu.be/Th0A9adzrZQ

【ミアシャイマー教授】ウクライナ戦争最新分析と予測(2023.9.27)(真の戦死者数,プーチン政権崩壊? 勝敗の行方etc) &多極化(米国衰退)なのに核武装しない日本に警告&第三次世界大戦の危険
(2023.9.27)ミアシャイマーのクライナ戦争分析と予測(真の戦死者数,プーチン政権崩壊? 勝敗の行方etc) &多極化(米国衰退)なのに核武装しない日本に警告&第三次世界大戦の危険

悲劇❗ウクライナへの支援打ち切りへ❗ 降伏すべきか? US has decided to abandon Ukraine. ミアシャイマー John Mearsheimer (米国はイスラエルを優先)
悲劇❗ウクライナへの支援打ち切りへ❗ 降伏すべきか?(2023.10.12) ミアシャイマー John Mearsheimer (米国はイスラエルを優先)

【ロシア滅亡に直結する「米国が推し進めたウクライナの民主化」を阻止するためにロシアは侵攻した! 世界的権威ミアシャイマー教授が、ウクライナ戦争の本当の原因を徹底解説!Part②】 #ミアシャイマー
【ロシア滅亡に直結する「米国が推し進めたウクライナの民主化」を阻止するためにロシアは侵攻した! 世界的権威ミアシャイマー教授が、ウクライナ戦争の本当の原因を徹底解説!Part②】伊藤貫#ミアシャイマー

「衝撃! ウクライナ戦争の主たる原因を作ったのはトランプだった!(トランプ信者の正体を暴く! トランプは無能)」(ウクライナ戦争の原因を文明史的視点から読み解く③) #ミアシャイマー 西部邁
「衝撃! ウクライナ戦争の主たる原因を作ったのはトランプだった!(トランプ信者の正体を暴く! トランプは無能)」(ウクライナ戦争の原因を文明史的視点から読み解く③) #ミアシャイマー 西部邁×伊藤貫

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【ウクライナ戦争の黒幕を暴露!誰が悪いのか?なぜプーチンは悪くないのか! 世界的権威!ミアシャイマー教授がウクライナ戦争の原因を徹底解説!緩衝地帯の重要性!Part① 】西部邁伊藤貫 #ミアシャイマー

●ジョン・ミアシャイマー教授の経歴

1982年よりシカゴ大学で政治学を教える。
1970年に陸軍士官学校を卒業後、米空軍士官として5年間勤務。その後、1975年にコーネル大学大学院で政治学を専攻。1980年に博士号を取得。
1979年から1980年までブルッキングス研究所の研究員、1980年から1982年までハーバード大学国際問題センターの博士研究員。1998年から1999年にかけては、ニューヨークの外交問題評議会でホイットニー・H・シェパードソン研究員を務めた。
クラーク賞(教育功労賞)、クアントレル賞(教育功労賞)、中国、ギリシャ、ルーマニアの大学から名誉博士号を授与されている。
2003年に米国芸術科学アカデミー会員に選出された。
政治学への学術的貢献が認められ、2020年にジェームズ・マディソン賞を受賞。
この賞は3年ごとに授与され、政治学に卓越した学術的貢献をしたアメリカの政治学者に授与される。

3 Comments

  1. 大変興味深く拝見しました。ソ連が崩壊した時に、これからはアメリカの時代だといって浮かれ勇んでいたのがそもそもの間違いだった。もしもあの時にミアシャイマー教授がアメリカ外交政策を担っていたら今日の世界の様相は全く違っていた、そんな印象を持ちました。

  2. 西欧社会は、①普遍的な価値が存在する ②それを世界に広めるのが野蛮人たちにとっても救済になる というヘレニズム的な考え方が強いですね。それがプラトン主義、キリスト教、啓蒙主義、共産主義、リベラル民主主義と名前を変えているだけで。

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