高校野球の名門、福島県伊達市の聖光学院が来年4月に女子硬式野球部を創部することになりました。聖光学院野球部は、夏の甲子園に通算で17回出場している県内屈指の強豪校。この活躍を受け、学校には女子硬式野球部の創部を望む声が多く寄せられていたことなどから、来年4月に創部することを決めました。県内の高校に女子硬式野球部ができるのは、石川町の学法石川に続き2校目です。女子硬式野球部は、全日本女子野球や女子プロ野球の経験者などが監督やコーチを務める予定で、東北地区のリーグ戦をメインに毎年8月に開かれる全国大会への出場を目指します。聖光学院・新井秀校長「野球がやりたい、野球が大好き、聖光学院の男子野球部みたく一生懸命やって地域に奉仕活動して、そういったエネルギーを持った子どもたちが集まってくれたらすごい」女子硬式野球部では、来年4月の新入生から入部を受け付けるということです。高校の「女子硬式野球部」は全国でも増加中福島県内だけでなく、近年は全国的に高校女子硬式野球のチームをつくる動きが進んでいます。毎年春に行われる全国大会では、初年度の2000年の参加チームはわずか8チームでしたが、今年は45チームと5倍以上に増加しています。また、今年の春の大会で準優勝を果たした岩手県の花巻東高校の女子硬式野球部は、創部当初は13人のスタートでしたが現在は67人と部員が急増しているということなんです。こうした中、学法石川・女子硬式野球部の五十嵐竜亮監督は「これまで練習試合のために岩手や青森など県外に遠征するしかなかったが、これからは県内でも練習試合ができるようになるので互いに切磋琢磨して女子野球を盛り上げたい」と歓迎する一方で「選手集めで競合することになるのは複雑」と正直な声も聞かせてくれました。いずれにしても、これから女子野球のすそ野が広がることに期待です。
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