東京マラソンは6日、東京都庁~東京駅前行幸通りの42.195キロで行われ、昨年7月のオレゴン世界陸上代表・松田瑞生(ダイハツ)が2時間21分44秒で日本人トップの6位だった。目標にしていた日本記録には及ばず、レース後に号泣。すでに24年パリ五輪代表を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC、23年10月15日開催)の出場権は獲得している。会見では悔しさを露わにしながら「これかれも挑戦する姿を」と前を向いた。
 松田はまたも涙に暮れた。先頭集団は15キロ地点を2時間16分台の高速レース。松田は34秒差をつけられながらも、全体7番手の日本記録ペースを守った。20キロも記録更新ペース。テレビ中継で解説をした野口みずきさんも「ハラハラします~!」と興奮気味だった。しかし、中間点はペースを守れず。30キロ地点は1時間40分03秒とし、フィニッシュ目安は2時間20分台まで遅れた。
 05年に野口さんが叩き出した2時間19分12秒の日本記録更新はお預け。22年1月の大阪国際女子でマークした自己ベストにも52秒及ばなかった。レース後はタオルで顔を覆いながら号泣。ダイハツの山中美和子監督に肩を抱かれた。

WACOCA: People, Life, Style.

Exit mobile version