最新ニュース – 白木みのるさん死去「大きな役者だった」 親交あった大村崑さん
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喜劇俳優の白木みのるさんの訃報を受け、親交のあったコメディアン、大村崑(こん)さん(91)は、テレビ番組「てなもんや三度笠」について「彼が努力したからこそ、あんなに大きな番組になった。大きな役者だった」などと故人を悼んだ。
つい最近、SNS(ネット交流サービス)で亡くなったことを知り、驚きました。テレビ局や稽古(けいこ)場で会うと、僕の話を行儀良く聞いてくれました。親孝行な人で、いつも親の話をしていました。
みのるにとって、俳優の藤田まことと、テレビプロデューサーの澤田隆治と出会ったことが幸運でした。「てなもんや三度笠」には僕も出たけれど、彼が努力したからこそ、あんなに大きな番組になったと思います。晩年は歌手の北島三郎さんにも可愛がられて、北島さんが座長を務める舞台に出て、アドリブで笑わせるのが得意でした。
喜劇は料理でいうと砂糖です。すき焼きも砂糖が入ると、肉や野菜など具材の味が途端に良くなる。「あの人が出ているからこの芝居は面白い」と言われる役者になりたいと、みんな思っています。みのるはそういう芸ができていました。大きな役者だったと改めて実感しています。
11年前に舞台で共演した時、セリフがうまく出てこない時がありました。僕が注意すると、慌てて楽屋で台本を広げていたのを覚えています。後でプロデューサーから体調を悪くしていると聞きました。本人はすごくショックだったと思います。歌はうまいけど、不器用な人でした。
嫁さんも子どももいなくてかわいそうでした。だけど喜劇人もたくさん仏の世界に行っているから、そっちでみんなにたくさん愛されてほしい。いつか俺も行くから。あっちの世界で会えるかも分かりませんね。
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