藤井聡太八冠ゆかりの愛知県内では、カフェごはんや伝統和菓子でも、全タイトル制覇の偉業にあやかった“藤井フィーバー”が続いています。

 藤井八冠の地元・瀬戸市にある「花ごよみ」と同じ、八冠達成のお祝いメニューが食べられるのが名古屋千種区の「池下カフェ花ごよみ」。

 「こちらがカンパチ丼です」(花ごよみ 遠山英歳統括マネージャー)

 カンパチの「カン」と「ハチ」を入れ替えると「八冠丼」に。ダジャレ好きのスタッフが考えました。

 「これ(カンパチ)も藤井くんも生き生きしてますよね。藤井くんを応援している」(カンパチ丼を頼んだ客)

 「売れ行き好調で、夜はスタッフが子どもを寝かしつけて来てくれた」(遠山統括マネージャー)

 “ダジャレメニュー”は、他にも――

 「発汗カレー。『八冠』と汗をかく『発汗』でかけている。ダジャレですね。カツも8カットにしました」(遠山統括マネージャー)

 激辛の発汗ソースをかけていただく、発汗勝つカレー。お味は――

 「辛い!けどおいしい。汗が出てきそう」(カレーを頼んだ女性)

 さらに、七冠達成時にも期間限定で販売した、ぶどう味のクリームソーダが再登場。その名も「ふじいろそうだ」です。

 以前の提供から変わったところは――

 「チョコレートが『七』だったのを『八』にしました」(遠山統括マネージャー)

 値段も、「八冠」にかけて800円。八冠のお祝いメニューは、瀬戸の店舗では当面の間、池下店では年内は販売を続けるということです。

“藤井フィーバー”で需要復活を期待

 藤井八冠の活躍で、「60年以上ぶりの復活」という和菓子もあります。

 「将棋の駒の落雁です。型をみたときにこれは面白いなと、そのときに藤井さんが八冠をとったのが重なったから、作ってみたくなりましたね」(大黒屋本店 柘植達也さん)

 「王将」「角行」「飛車」の落雁は7センチほどで、紅白二色。真ん中には「8」の文字が置かれたセットです。

 知り合いのお菓子業者の倉庫にあったという専用の木型で作っています。

 「驚きですね、最初は。こんな物があったんだって。落雁の時代はなくなったような気がして、再興させたいという大きい気持ちがある」(柘植さん)

 現在は受注販売で、1箱2500円での販売を検討中とのことです。

 「落雁の需要がもう少し増えてほしい。そのきっかけを、藤井八冠が作ってくれたことはうれしい」(柘植さん)

(10月20日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)

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