たけし お笑いの“規制”にチクリ　映画『首』カンヌ国際映画祭プレミア上映

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11月23日より公開される、映画『首』。
北野武監督（以下たけしさん）が、構想に30年を得た、前代未聞の“本能寺の変“がまもなく解き放たれます。

なお、この映画は先日『第76回カンヌ国際映画祭』においてプレミア公開済み。
現地を訪れた、たけしさんのほか、キャスト西島秀俊さんや中村獅童さんらが囲み取材に応じました。

戦国時代の戦いをリアルに描き、バイオレンスなシーンも多いこの作品。
近年、メディアでバイオレンスシーンを描く難しさについて聞かれると、たけしさんは「TVで我々がやっているバラエティにとってはいま辛い。お笑いは結構差別的な部分がある」とし「差別がいけないのはわかっているけど‥ プライオリティ的なことを考えて（放送は）できないと言われると、お笑いというものは成立しなくなる。G7広島サミットでも『世界の核兵器を廃止しよう』と言っているが、誰も無くさない。アメリカで銃規制しても銃は無くならない。それと同じ空論ですよ。暴力（表現）やその他のことに対して、何か言うとなると、今までその中で生きてきた人間にとって、それをやめると言う行為は難しい。人間が生きてきた中で出来たものだから‥ 長いスパンで考えないと無理でしょうね」と持論を語りました。

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