釜石鉱山(かまいしこうざん)とは、岩手県釜石市にある鉄鉱石鉱山。鉱業権者は、日鉄鉱業の子会社である釜石鉱山株式会社。
概要
北上山地の沿岸部に位置しており、明治時代の開坑から現在まで150年余の歴史を持つ。主要の鉄以外に金・銀・銅・鉛・亜鉛なども産出した。この鉱山の存在によって、釜石市には現在でも日本製鉄東日本製鉄所釜石地区などの企業が数多く立地する。1993年(平成5年)に大規模な鉄鉱石の採掘は終了した。
閉山後
その良質な鉄鉱石は研究などの用途で現在も年間100トン程度の採掘がおこなわれている。閉山後、ワイン用のぶどうの栽培や川魚の養殖を試みたが採算には乗らず撤退している。地下350mから湧き出る鉱泉水を利用したミネラル・ウォーターの製造販売を試みたところ、好評を得て「仙人秘水」のネーミングで流通している。地下200mの鉱体の採掘跡に水をため、地下500mの発電施設までの落差320mを用いて発電する地下水力発電所も設けれている。そのほかにも、坑道の観光や、広大な地下空洞では地質調査、地震計設置などの学術研究支援や空洞を利用したコンサートホールなどの利用がある。
地質は石炭系、二畳系。超塩基性・塩基性・酸性の火成岩類からなる。
平成20年3月までに取り壊され、基礎のみが残る。
引用 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%9C%E7%9F%B3%E9%89%B1%E5%B1%B1
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