「まん延防止等重点措置」の解除が決まった石川県。金沢市内の飲食店では11日、酒の提供再開に向け準備が進んでいました。
鳥珍や 片町本店 木橋 範久店長
「月曜日からの営業分の生樽が1樽、瓶ビールは1ケース頼もうと思っています。」
地酒を揃えたこちらの和食料理店は、現在休業中。
14日からの再開を予定していますが・・・
釣亭伝助 濱崎 興樹 店主
「実際に本当にお酒出せるのか?とかの問い合わせがおおくて実際の予約につながるのが数少ないです。気持ち的には耐えるしかないので」
さらに深刻なのは酒の卸業者です。
表酒店 表 聡太郎 社長
「2019年度比で70%減ということですね。売り上げで言うと1億7000万円くらいひと月でなくなったということです。」

県の調査によると金沢市内では、飲食店の99.7%が要請に応じているといい、感染者の減少につながったと分析しています。その背景には、協力金の支払いがスムーズなことがあります。
石川県経営支援課 西村聡課長
「実際に審査する側もすぐ審査できるような様式にする。工夫をさせていただきました。(不備がなければ、)2週間強で支給させていただくという風になっています」

こちらも解除が決まった熊本県では、経済再生に向けた動きが加速しています。
県では新たに2つの制度を始めます。その一つが・・・
熊本県 商工政策課 市川 弘人 課長
「行政と、飲食店と、県民が連携・協力しながら、安心して会食を楽しめるスタイルを作っていこうという『熊本スタイル』になります。」
“利用者の連絡先を把握する”
“注文の際、客の正面に立たない”など38項目を満たした飲食店に県が実地調査を行い、感染対策に『お墨付き』を与える制度です。
熊本馬肉料理専門店 馬桜 大塚 健生 支配人
「新認証制度については今までの判断基準よりも厳しくなるから、より安心してお客様も選べるのかなと当社としては前向きに取り組んでいきたいと思っております。」

これまでにも熊本県では、飲食店へのPCR検査を実施するなど、行政と飲食店が連携した取り組みが行われ、新規感染者が減少した一因になったとみられています。
もう一つの制度が、宿泊施設に対し、感染対策への設備費用を補助する制度です。
熊本県 観光企画課 脇 俊也 課長
「コロナ感染が終わった後も使えそうなもの、今後の観光復興にうまくつながりそうなものについても、ぜひぜひ投資していただきたいと思っています。」
申請を検討しているという、こちらのホテル。AI(人工知能)を搭載した掃除ロボットを導入しました。
ウイルスを軽減させる効果も期待できるといいます。
三井ガーデンホテル熊本 柳原 卓 宿泊支配人
「このロボットを導入したことで質が上がったと安心安全なホテルの場所の提供とより良いサービスをご提供できればと、そのように考えています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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