県立大津高校サッカー部で当時1年生だった男子部員がいじめを受けた問題で、学校側は再発防止に向け、他にもいじめ行為がないか把握を急いでいます。また、平岡和徳総監督などが5日連名でコメントを発表。「今後、第三者委員会の調査に全面的に協力する」としました。
この問題は県立大津高校サッカー部で当時1年生だった男子部員が全裸で土下座をさせられ、その様子をスマホで撮られるなどのいじめを受けたとして県教委が第三者委員会による調査を行うことを決めたものです。
これを受け、大津高校では他にもいじめ行為がないか把握するために全校生徒を対象にした悩み相談を受け付ける体制づくりを進めています。
具体的には一人一台配布されている学習用タブレット端末を使い、学校生活での悩みや不安を訴えることができるシステムを導入し、早ければ今週中にも運用を始めたいとしています。
また、およそ230人が在籍するサッカー部では今後、顧問が部員と一人ずつ面談し、不安解消に努めるということです。
一方、大津高校サッカー部の総監督で宇城市の平岡和徳教育長は5日、高野寛美校長、山城朋大監督と連名でコメントを発表。
被害に遭った部員と家族への謝罪の言葉を綴った上で「事態を大変重く受け止め、
再発防止に努めていく。今後は第三者委員会の調査に全面的に協力する」としました。
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