鹿児島県薩摩川内市の川内原発の運転延長の可否を判断する国の原子力規制委員会の委員らが7日、前日に続き現地調査を行い、審査対象の設備などを視察しました。

1号機が2024年7月、2号機が2025年11月に原則40年の運転期限を迎える川内原発について、九州電力は20年の運転延長を申請しています。

延長の可否を判断する国の原子力規制委員会は6日と7日、杉山智之委員らが現地入りして調査を行いました。

調査は、九電が延長申請のために行った特別点検のデータの採取方法などを確認するもので、運転延長の申請をした原発について最低1回は実施されています。

7日は非常用ディーゼルポンプや事故発生時に指揮所となる緊急時対策棟の内部を視察し、安全対策に関する確認が行われました。

原子力規制委員会・杉山智之委員
「引き続き審査を進めていきますが、その中で今回、実際に現場で見たということを踏まえ、より適切に審査資料を確認していくことが可能になったと思っています」

原子力規制委員会では、今回の現地調査の内容などを踏まえ、運転延長の可否を審査することにしていますが、その時期は未定としています。

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