大分県別府市は、25日から夜遅い時間帯に運賃無料の“ナイトバス”の運行を始めます。

25日から市内を走る訳。それを探るため、夜の街で、聞き込んでみました。
飲食店関係者:「前は違います。コロナの3年間で様変わりしました」
飲食店関係者:「お客さんから『タクシー呼んで』と言われても、なかなかタクシーが受けてくれない。
飲食店関係者:「(タクシー)会社に電話しても『すみません、もういませーん』。駅前通りだとタクシーが出待ちしているけど、それすらない状態。本当にいま困っている」
飲食店利用客:「今までだったら、タクシーを気にせずに飲み続けることもあったけど、帰ることを優先して、みんなとワイワイする時間が短くなった」

“夜の足”が消えてしまった背景には、やはり人手不足がありました。
みなとタクシー・下森正也社長:「(Q.稼働している車が少ない理由は)コロナで、特に別府の街は、観光の街なので、観光客の方が非常に少なくなって。乗務員も夜に出るのは、ローテーション的になくなってきていて、夜よりも午前中にお客さんが多い。そちらの方に経営資源を投入するという形で」

シフトの変更だけではありません。客足減で、コロナ以降、20人が、この営業所を去りました。

“これでは街の経済が潤わない”と、市がひねり出した策が、夜間の無料バス・ナイトバスの運行です。毎週末の2日間、午後10時半から約3時間にわたって、繁華街から住宅地などへ、3つのルートを巡回します。

別府市政策企画課・佐藤浩司参事:「市民がコロナ禍で市街地に足が遠のいた時期があったので、街の中に出てきていただいて、飲食をして、安心に帰っていただくのが最大の目的ですが、観光に来られたお客さまが、タクシーがなくて、ホテルに帰ることができないことことがないように。観光地としての責任もある」

運行は、今年度限り。あくまで、タクシー不足を補うつなぎの措置としています。市は、先月からドライバー自体を増やすべく、支援金付きで、県外からの移住も受け付けています。

タクシードライバーの担い手は、全国で見ても減る一方です。

東京都内でも、最近は特につかまらないようです。
ほぼ毎日利用する人:「半年ぐらい前、海外の方がいっぱい来るようになってから、全然、拾えなくなった」
たまに利用する人:「きょうは特にいない。取り合いになりそうなので、電車で行こうかと」

それを打開しようと、大手グループが導入したのが、青いタクシーです。行灯も、空車を示す表示板もありません。
日本交通グループハロートーキョー・野底篤統括部長:「こちらの車両は、アプリ専用車となっているので、“流し”の営業は一切ありません。アプリで、すべて注文が入ってくるので、お客さまを探すといった業務が必要ありません。非常に時間効率が良くなります」

走りながら客を探さないため、経験が浅くても、負担は大きくありません。時給で働くパートタイムのドライバーを増やし、担い手不足の解消を狙います。なかには、大学生の乗務員もいます。
渡邊竜乃介さん(23):「だいたい月に5回ぐらい入っています。こちらの勤務が9時半~夕方6時半。その前に学校行って、仕事の終わりに、また学校に行ってっていう感じ。(Q.お給料・バイト代はどれくらい)だいたい6万円ぐらい」

オーダーを受信した段階で、目的地へのルートがあらかじめ決まることも、乗務員になるハードルを下げているポイントのようです。
渡邊竜乃介さん(23):「ナビに指定された道を行くのが基本なので、道に詳しくなくても運転できるようになっています」

◆全国に広がるタクシードライバー不足。その解決策として注目されているのが“ライドシェア”です。

きっかけは菅前総理の発言です。菅前総理は、今月、ライドシェア解禁について「現実問題として(タクシーが)足りない。これだけ(運転手の)人手不足になってきたら、そうした方向も必要かなと思う」と述べました。

ライドシェアとは、一般のドライバーが自家用車を使って、有償で他人を送迎するサービスで、スマートフォンのアプリなどを介して利用ができるもの。ユーザーにとっては、アプリ上でドライバー情報の確認や決済が容易にできること、さらに、タクシーと比較し、価格が安く設定されているというメリットがあります。ドライバー側としては、隙間時間など好きなときに働けるメリットがあります。ただ、日本では、営業運転の免許を持たず、タクシーと同様の行為を行うことは法律で禁止されています。

海外では、ライドシェアは、すでに普及しています。
アメリカ発の『ウーバー』は、世界60カ国以上で利用可能で、シンガポール発の『グラブ』は、東南アジア8カ国で利用されています。また、アラブ首長国連邦発『カリーム』は、中東を中心に9カ国で利用が広がっています。

日本での導入について、国会でも議論はされてきてはいますが、現時点では、まだ先になりそうです。

菅前総理の発言を受けて、斉藤国土交通大臣は25日、「運行管理や車両整備等について責任を負う主体を置かないままに、自家用車のドライバーのみが運送責任を負う形態を前提としており、安全の確保、利用者の保護等の観点から問題がある」と指摘していて、国土交通省としては、現状のタクシーなど、交通サービスの規制緩和に取り組んでいくとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

21 Comments

  1. そもそもタクシー関連の規制って異常じゃないか
    10年の経験がないと個人タクシーできませんとかやばいでしょ
    この期間を短くするだけで大分人手不足解消できるでしょ

  2. そんな安い時給だから誰もやらないんだろ
    タクシー増やしたいなら国が税金投入してタクシードライバーの給料補助してやれよ

  3. これは私も絶対にするべきだと思いました。
    タクシーの深夜増しみたいに深夜バスも深夜料金で
    少し高くしても利用する方はすると思うんで良いと思います。
    ただ誰でも利用出来るという事にしたら深夜という所から
    酔っ払いやヤンキーみたいな連中が使うと普通に使う方との
    トラブルにもなりかねますので(特に深夜はそういうのが多い)
    また電車でもよくある事ですがずっと乗りっぱなしで寝る奴とかも
    絶対出てくると思います。そうならない為にも残念な対策ではありますが
    月会費か年会費を支払ってくれた会員のみ利用出来るとかそういう制限は
    かけた方が良い気がします。それでも利用したい方は会員になってもすると思うんで
    とりあえず導入するにしてもある程度の制限やルールは必要かと思いますね。

  4. 意地でも安い運賃を維持するために、色々な取り組みをしていて素晴らしいと思います。

  5. 事故とか違反のリスクあって時給1500円は舐めてるだろ

  6. 元々普通車送迎業の規制を撤廃したせいで人手不足に陥んでさらに規制を撤廃するならもう業界は壊滅しそうですね

  7. 白タク解禁して減税もして自由にやらせればいい。
    ポンコツが絡むから上手くいかないんだよ。
    頭良いやつは斜め上いくから。

  8. ウーバー導入したら需要に応じて儲かるのに
    ほんと後進国だな

  9. タクシー不足ではなくタクシー運転手さんコロナなのでは?都内はバスの運転手さんコロナでバス運休してますよ。コロナを現実に受け止めるべきですよ

  10. タクシー運転手を「人員過剰」として半数を免許取消にさせてまでも客を安価な自転車にシフトさせるなど毅然とした対応を取るべきだと思います。

  11. 菅さんが絡んでますね
    維新議員が「ライドシェア」賛成してましたから
    ああ、やっぱり国土交通省〜創価利権かしらね
    深夜の酔っ払いや外国人への対応はどうするんでしょうかね?

  12. We'll soon read news about passengers driven to secluded place, molested, raped or murdered.
    What I cannot guess is whether the news will say they are "mushoku" or "自称"運転手.

  13. タクシー、効率の悪い業態ですよね。待ち、流し… CO2問題とか考えると時代に合わないし、デパートみたいな昭和の職業

  14. タクシーは料金明快、車も専用
    ウーバーも料金明快、車や運転手は個人なんで差があります。

    それだけのこと。
    海外では使い分けてるよ。ウーバーも完璧じゃなく、一方的にキャンセルされたりすることもあるし、ボロボロの車だったりするが、乗る前に決めた料金で支払うので気にしてない。