2023年7月19日(水) 12:00-13:00にオンラインで開催されたマンスリー研究セミナーです。

【発表者】 清家 章 (岡山大学 社会文化科学学域 教授) 

【概要】
和歌山県磯間岩陰遺跡から出土した古人骨のDNA分析について紹介する。磯間岩陰遺跡は南紀にあって田辺湾に延びる丘陵の崖面にあった。5世紀後半から6世紀にかけての海辺の埋葬遺跡である。ここから12体分の良好な人骨が発見され、発表者を中心に整理と研究が行われた。その研究の一環として、DNA分析が実施され、被葬者群の親族関係が明らかとなってきている。古墳人骨として、SNPまで読んで親族関係分析を行った初の事例として評価されている。とくに第1号石室から発見された2体の人骨は、ミトコンドリアDNAだけではなく核DNA分析も行われ、その関係がほぼ特定されるに至っている。これまでの親族関係研究と比較して、今後の親族関係研究の方向性を提示する。

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当研究所では本年度も原則として毎月1回、オンラインでのマンスリー研究セミナーを行って参ります。

お知らせ・申し込み方法は下記をご覧ください。

文明動態学研究所(RIDC)ウェブサイト https://ridc.okayama-u.ac.jp/
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