『殯(もがり)の森』などの河瀬直美が樹木希林を主演に迎え、元ハンセン病患者の老女が尊厳を失わず生きようとする姿を丁寧に紡ぐ人間ドラマ。樹木が演じるおいしい粒あんを作る謎多き女性と、どら焼き店の店主や店を訪れる女子中学生の人間模様が描かれる。原作は、詩人や作家、ミュージシャンとして活動するドリアン助川。映像作品で常に観客を魅了する樹木の円熟した演技に期待が高まる。
(C) 2015 映画『あん』製作委員会 / COMME DES CINEMAS / TWENTY TWENTY VISION / ZDF-ARTE
作品情報:http://www.cinematoday.jp/movie/T0019740
公式サイト:http://an-movie.com/
配給:エレファントハウス

20 Comments

  1. 俺、映画なんか、そんな観ないんだよ。
    いつだったか、テレビつけたら、この映画やってて、
    あー、このチャンネルでは、映画やってんだあ・・・と思ってた。
    すぐチャンネル変えるつもりで、リモコン持ってたんだけど、
    その時、画面に、樹木希林が映ってて、
    時間にして、15秒程度だったんだけど、その演技に引き込まれてしまった。
    しばらく観てみようかと、リモコンを置いたんだけど、そのまま最後まで観てしまった。
    ストーリーが面白いというより、樹木希林が映るたびに、引き込まれていく感じがあって、
    樹木希林の出るシーンを期待して観てた気がする。
    この人の演技、すげえなあと思った。
    すぐに、この映画のDVDを借りてきて、最初から最後まで観た。
    映画を観るというより、樹木希林の演技を観てた。
    失礼な言い方かも知れないけど、死ぬのわかってる人の仕事って、すげえなと思った。
    この役は、この人じゃなければできないと思った。ほかの俳優さんじゃあ、誰もかなわない。
    映画自体は、たいした映画でもないんだけど、
    樹木希林によって、素晴らしい映画になってると思った。

     文中、一般人の感動を伝えるため、敢えて敬称を使わず呼び捨てにしました。
     加えて、女優という言い方が嫌いなので、俳優と書かせていただきました。
     こうるさい奴が、なんか言ってくる前に書いておきます。

  2. 人は自分が食べた味よりも、誰が言ったか分からない噂を信じるんだね。悲しいね。

  3. 公開してだいぶたってから、なんとなく美味しい餡この話かとみだしたら最期は心が暖かくなりました。ありがとうございました。

  4. 風に吹かれてる葉に手を振る徳江さんがずっと頭の中に残ってる。世間から冷たくされてきたのにも関わらず、純粋さと温かさを持ち続けてる徳江さんに、包まれた。ずっと大切な作品。

  5. 公開当時、映画館でも観たけれど、さっきテレビ神奈川で放送していて、久々に観て改めて良かった。でもこの作品の中でハンセン病患者を演じている樹木希林さんと市原悦子さんが現実に2018年から2019年にかけて約4ヶ月の間に立て続けに亡くなられている事を驚くと同時にやはり残念だと言う他はない。後、現実には浅田美代子さんは樹木希林さんを大尊敬しているからこそ、浅田美代子さんはこの嫌な役柄を出来るんだと思った。

  6. とにかく樹木希林と市原悦子の役作りに悲壮感が有ったね
    後の役者はダメだったけど
    この二人だけで成立していた映画だった

  7. 樹木希林さん…市原悦子さん…はあの世であんの完成披露試写会になるのは経験ないために、天国の囁きの思い込めて活動したいと存じます❗

  8. 私のおばさんが生きた場所 一年に一回 お墓は無いけど 会いに行きます 私がすごく小さかった時だけど一度だけ逢えたおばさん

    今でも大好きだよ

  9. 頭で考える映画じゃない、感覚で観る映画なんだけど自然と1人ひとりの感情が勝手に入ってくるような映画だなと思いました。個人的な感想ですが…

    とにかくとても好きな映画です。

  10. 6年前、大学の図書館の鑑賞室で「あん」をふと借りてみた。

    寂寞が襲い、自然と涙が流れた。
    人間の生きる意味に作品は触れたからだ。

    予告動画でおそらく身が震えたであろうみなさまの感受性に脱帽する次第である。

    共に生き抜きましょ、苦しくてもふと光は射すことを信じて。

  11. 人間の尊厳について考えさせられるとても素晴らしい映画でした。
    やはり樹木希林さんの演技引き込まれます。隔離病棟から出て、普通にどら焼きやで働けたことが、’楽しかった~‘という台詞がとても切なくて泣けました。

  12. これめちゃいい映画なのになんであんま流行らなかったんだろ

  13. 料理には
    料理人の心が宿る。
    料理は
    作り手の心を映し出す。

    だからこそ
    本当に美味しい料理は
    味覚で満足するだけでなく
    作り手の優しさが身に染みて
    本当に心救われるんだ。

    そして
    美味しくいただけること
    生きてることに
    感謝する。

    肩書きや名誉
    そんなんどうだっていい。
    料理は本来
    ボーダレスであるべきなんだ。

    私はただ
    美味しい料理を頂戴して
    堪能し
    料理人と会話したい。

    それは
    一人の人間と人間とが向き合う
    大事なひとときなんだ。

    料理を通じて
    そのささやかな幸せを
    一瞬一瞬
    噛み締められたらと
    日々想います☺️

  14. お客さんが途絶えたとき、映画では徳江側の目線でしたが、もし現実世界で実際にこういうことを知ったら自分も来なくなるお客の側ではないのか?(そうではないと断言できるか)、もしそうだったら自分はこの映画に感動する資格がないのでは?という疑念が出て、冷や汗が出たのを覚えています。素晴らしい映画で好きな映画ですが、ある意味観客も問われる厳しい映画だとも思います。

  15. たった3年前なのにコロナ患者への差別。
    この映画で描かれたハンセン病患者への差別と何が違うのか。
    あれから何も学んでいないのではないかと絶望的な気分になる。

  16. とにかく面白かった。色んな想いや問題やら考えないといけないことが伝わる作品であることが大切なことなんだけれど……まず、いいお話を、純粋に目一杯楽しんで欲しい。暇な時間を結構素敵な美しい時間に変えてくれる作品だと思います。 あんこ欲しくなるんだもんなあ、本当に(笑)樹木希林、浅田美代子、市原悦子……様々な大女優に振り回されるかのような永瀬正敏の渋い演技が見れるあたりもお気に入りです。