2011年2月14日、香港貿易発展局の主催で新春講演会「辛亥革命100周年と九州、そして未来への躍進について」が福岡市内のホテルで行われた。対談「梅屋庄吉と孫文が活躍した時代」では、この映画化を手がける角川グループの角川歴彦会長と作家・井沢元彦氏が二人の友好を話した。角川氏は「梅屋や孫文を支援した日本人は明治維新に行き遅れた悔しさがあった。もう一つの坂の上の雲だ」と映画への意気込みを語った。井沢氏も現在のお金で1兆円の私財を投じた梅屋庄吉について「若い頃からケンカにめっぽう強く、商売の達人。生命の危険があってもビクともしない危うさを持つ孫文を命がけで守りたいと思う人間的な魅力があった」と話す。日本の明治維新に匹敵する中国革命を物心両面から捧げきり、自分の功労を後世に伝えない家訓を持っていた梅屋の「天下為公」の精神は日中を超えて凄い。

9 Comments

  1. 角川歴彦会長と作家・井沢元彦が一緒に話しているところは、なかなか新鮮。梅屋庄吉の生涯は、波乱万丈で面白いね。

  2. 角川さんって、怖い人ではないんですね。

    かなり、ソフトで印象が変わりました。

  3. 宮崎滔天、梅屋庄吉はとても印象に残る人物。

    本当に日本と中国の架け橋となった人ですね。