県高校野球の準々決勝で夏のベスト4が出揃いました。

9日、沖縄セルラースジアム那覇で行われた第1試合は、春のセンバツに出場した沖縄尚学と春の県大会ベスト8・KBC未来の強豪私学対決となりました。

KBC先発のエース依田龍斗がコースを突く丁寧なピッチングで得点を許しません。

対する沖縄尚学もエースの東恩納蒼は最速144キロの速球で凡打の山を築きます。

両エースの一歩も譲らぬ投手戦の末0対0のまま迎えた8回。沖尚は1アウト1・2塁のチャンスで打席には4番の仲田侑仁。

「自分が打って流れを掴みたかった」と変化球に食らいつき均衡を破る先制タイムリーを放ちます。

4番の一振りで火が付いたか、沖尚は3連続タイムリーで一気に4点を奪うと。

なんと9連打でこの回一挙9得点!

それまでの投手戦から一転し終盤に打線が大爆発した沖尚がコールド勝ちで準決勝進出を決めました。

▽沖縄尚学4番打者・仲田侑斗選手
「準決勝・決勝は1点勝負の試合が多くなると思うので、1点をものにして勝てたら良いと思います」

▽植草凛アナウンサー
「一方第2試合は名護と宮古県立高校同士と対決となりました。宮古島からは大応援団が駆けつけ声援を飛ばしています」

中には日帰りで応援に駆けつけたという保護者もいる宮古応援席。

後押しを背に初回から5番・下地将誠のタイムリーで2点を先制します。

先発はエースナンバーを背負う左腕・友利洸星が「強気でインコースを攻める事ができた」と3回を無失点に抑えます。

4回からマウンドに上がった2人目の新里竜正も最速146キロのストレートに緩い変化球を織り交ぜたピッチングで的を絞らせません。

2人合わせて18奪三振と見事な投手リレーでリードを守り切った宮古がベスト4進出を決めました。

▽宮古高校・新里竜生投手
「最初から甲子園に行くことが目標なので、その通過点として次の沖尚戦も全力で戦っていきたいです」

前日の準々決勝では、日本ウェルネスと興南がベスト4進出を決めています。

3 Comments

  1. 全国高校野球選手権大会に原則「予選」は存在しないので、「沖縄大会」と正確に表記してほしいです。

    予選は「通過」だけど、大会は「優勝」。

    全国高校野球選手権大会は、各地区の「優勝校」が集う大会なのです。

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