夏の高校野球福島県大会が、7月8日に開幕します。TUF「Nスタふくしま」では、シリーズ「つなぐエール 白球にかける」で注目校を紹介します。2回目は、第2シードの学法石川。練習から元気いっぱいの姿をみせる「スマイル軍団」。去年秋は県大会準優勝、春は3位と常に上位を争うチームは、悔しさをバネに夏に挑みます。グラウンドには、音楽に合わせて軽快なステップを踏む選手たちが。今年のスローガンは『賢いバカになれ』。学法石川・佐々木順一朗監督「笑顔の先にしか何もないと思う。みんなにバカにされてもいいから、バカができる利口が本当のお利口さんだと昔から言っている」去年秋の県大会は準優勝、今年春の県大会は3位と、常に上位にいる強豪・学法石川。現在の部員は109人で、春の県大会の打率は3割1厘と、県内屈指の「打撃のチーム」です。しかし・・・。佐々木監督「良いピッチャーに当たると、つまり聖光に当たるとなかなか点数取れなかった」課題は、チャンスを点につなげられないこと。春の県大会は、準決勝で聖光学院に敗れ、東北大会への切符を逃しました。佐々木順一朗監督「全ての福島県の高校は打倒聖光なので、聖光聖光と言っている場合ではない、そういう感覚にはしたい」
学法石川 2人の注目バッター
「打倒聖光」の一歩先を目指す学石の攻撃の要となるのが…。部員「剛希ですね。パワーすごいので」
部員「注目は剛希。スイングスピードが一番チームの中で速い。速球に打ち負けないので、剛希は」1年生のころからメンバー入りし、現在は7番バッターとして、長打力が期待されている根本剛希選手。3年・根本剛希選手「打撃はつないでチームが成り立っていくと思うので、つながりがあるチームでどう戦っていくかが大事だと思う」去年の春の県大会でもランニングホームランを放った、パワーのある選手です。そして、もう1人の注目バッターは…。3年・内田光亮選手「ホームランは気持ち良くて、打点稼げたのは一番大きい」春の県大会3位決定戦、3安打5打点の活躍を見せた内田光亮(こうすけ)選手。内田光亮選手「打つというよりはピッチャーとの駆け引きを楽しむということを秋からやっている。聖光に勝つためにもチャンスに強いバッターにならなければいけないので、チームを勝たせられるバッターになりたい」気迫溢れるプレーで、チームの精神的な柱でもある内田選手は、扇の要、キャッチャーとして、守備でも活躍。そんな内田選手とバッテリーを組むのは…。最速147キロを投げる国分太雅(たいが)投手。去年の秋の県大会決勝、国分投手は、ピンチの場面でマウンドに上がりましたが、聖光にホームランを喫します。今年春の県大会準決勝、再び聖光との一戦。3回には聖光打線に打ち込まれ、3点を奪われました。3年・国分太雅投手「(聖光は)チャンスで必ず点取ってくるので、そこが自分たちの違い。気持ちの部分で負けてしまっていた。夏は気持ちで勝てるようにやっていきたい」佐々木順一朗監督「本当は実力がもっと出てほしい選手。夏は一番にふさわしい投手になって投げてほしいと思う」
春の悔しさバネに「笑顔」で夏へ
国分投手は、この悔しさを前面に出して努力を重ねてきました。国分太雅投手「夏の大会に向けて、エースという自覚を持ってこれからやっていかないといけない」そんなバッテリーを組む2人は、お互いについて・・・。内田光亮選手「試合を作ってくれるようないいピッチャーだと思っている」
国分太雅投手「自分的には自信ないが、信頼して投げられている」この夏、国分投手のできが勝利のカギを握りそうです。春の県大会の悔しさをバネに「打倒聖光」の一歩先へ。佐々木順一朗監督「うまくいかないことはたくさんあると思うが、挫けず笑顔でとにかく相手より点を取るということで、マイナスな言葉は言わず、みんなで試合を続けていきたいと思う」内田光亮選手「どこのチームよりも強い気持ちでやって、必ず聖光に勝って一戦必勝で甲子園行くことを目標に頑張る」国分太雅投手「王者聖光学院をなんとでも倒して、一戦一戦全力で戦いたい」内田選手と国分投手「絶対勝つぞ、よし!」学法石川の初戦は7月16日、東日本昌平と福島明成の勝者と対戦します。
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tuf/581708
WACOCA: People, Life, Style.