福島県飯舘村の山中に住む伊藤延由さん(1943年生まれ)は、高濃度の放射性物質で汚染された村の山菜やキノコ、野菜など農作物と土壌の線量を自らの手で測定し続けています。また、積算線量計を身につけ、毎日自分の被ばく量を測ってTwitterに公表しています。

もともと新潟県出身の伊藤さんは、東京でのサラリーマン生活を経て、脱サラのうえ農業を始めようと飯舘村に移住しました。福島第一原発事故のちょうど1年前の2010年のことでした。

原発事故による汚染のため、2011年4月、全村民6000人の強制避難を政府が決定。

しかし、20㌔圏内と違って(村は原発から30〜50㌔)村には汚染地帯を立ち入り禁止にして封鎖する根拠法がなかった。村民は許可がなくても村に入れた。私のようなフリー記者も入れました。

伊藤さんは村が居住禁止になっていた2017年3月までの間も、避難者住宅と村を往復しては、植物の線量を計測し続けました。12年が経ち、膨大なデータが蓄積されています。

私が伊藤さんに初めてお会いしたのは2011年9月です。村に残ることでの被曝の影響を案じる私に、伊藤さんが「私はモルモットでいいと思っています」とおっしゃったのを覚えています。

12年のデータ採取で、伊藤さんは「市民科学者」に成長していった。もともとIT系ソフトウエアエンジニアだったこともあります。

今では東京新聞にデータ掲載のために定期的に寄稿しています。

伊藤さんのツイッターはこちら。

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3 Comments

  1. 伊藤延由さんから放送終了後にメッセージが有りました。「東京新聞記者は自分でも線量計測の取材をしている」との由。その点追記します。

  2. 烏賀陽様、ありがとうございます、、、。
    私の父親は、宮大工を目指し、福島では初めて棟梁として、同宮を建立させてもらっています。
    原発事故時に、大工として修復へ向かう用意していたら、現地へ入れないとの情報で今衰えてしまいました、、、。考えてみれば、モルモットを覚悟された心は大事なかも?
    伊藤さんの心清い姿勢、小生肝にしまいたい、ありがとうございます、、、。合掌