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【大江健三郎さんについて】
*戦後民主主義世代の旗手 社会的言動では物議も 亡くなった作家の大江健三郎さん 2023/3/13 16:51
https://www.sankei.com/article/20230313-5WTYVFGZFVK37HECKJWSL3USDI/
3日に88歳で亡くなったノーベル賞作家、大江健三郎さんは戦後民主主義世代の旗手として半世紀以上も文学界を牽引(けんいん)してきた。占領期の閉塞(へいそく)感、核兵器の脅威、障害のある息子との共生…。私的な体験に神話や伝承を織り交ぜた物語は難解だが、同時代性に満ちていた。危機に陥った現代人の苦しみと魂の救済を描き出す小説は、そのまま普遍的な世界文学となった。
23歳での芥川賞受賞作「飼育」などの初期作品から伝わるのは米軍占領下での屈辱的な閉塞感。

*作家の大江健三郎さん死去、ノーベル文学賞受賞 88歳 2023年3月14日
https://www.bbc.com/japanese/64948345
1945年の日本の降伏後、大江氏は占領軍による民主主義の原則に魅了された。その後、自らが日本の軍事的・経済的侵略と呼ぶものを強く批判するようになった。

*「沖縄ノート」で伝えた旧軍の自決強制 大江健三郎さん悼む沖縄 2023/3/13 21:26
https://mainichi.jp/articles/20230313/k00/00m/200/260000c
沖縄ノートは、太平洋戦争末期の沖縄戦で慶良間(けらま)諸島の座間味(ざまみ)、渡嘉敷(とかしき)両島で起きた「集団自決」に旧日本軍の命令があったとした記述を巡り、旧日本軍の隊長らが大江さんと出版した岩波書店に出版差し止めと損害賠償を求める訴訟を起こしたことでも注目された。裁判は集団自決を巡る教科書の記述にも影響を与えるなど社会問題となり、2011年4月、「旧日本軍が住民の集団自決に関与した」と認定した判決が確定し、大江さんが勝訴した。

【大江健三郎さんのノーベル賞受賞と文化勲章について】
*「叙勲・褒章」勲章を喜ぶ人、良しとしない人の決定的な違い 1/3(火) 11:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/45a781698a7a347db9a077f201a35d16ee24cb10?page=3
大江さんは「私が文化勲章の受章を辞退したのは、民主主義に勝る権威と価値観を認めないからだ。これは極めて単純だが、非常に重要なことだ」と語ったとされています。
受けたノーベル文学賞については「スウェーデン国民から贈られたと言える」と述べたといいます。文化勲章は日本国民から贈られるものではない、と言いたかったのでしょうか。

*「戦後民主主義」に思う
https://www.music-tel.com/naosuke/nao-h/p619-6-11-10.htm
1994.10.13.ストックホルム発外電はすぐさまNHKの臨時ニュ-スとして流れ、翌朝新聞のトップ・ニュ-スとして各紙第一面を飾った。
 「大江健三郎氏のノ-ベル文学賞受賞」のニュ-スであった。
 そして翌日また「文化勲章辞退」のニュ-スも大きく取り上げられた。その辞退の理由として「僕は戦後民主主義者 国家の勲章受けない」「僕は戦後新制中学で、国家の勲章と関係なく個人が自由に生きていける社会になったと教えられた。僕はそれは良いことだと思った。それが僕たちの戦後民主主義の印象です」「私は戦後民主主義者であり、そういう自分には文化勲章はにあわない。文化勲章は国家と結びついた賞だから」と報道された。これらのニュ-スの中に「戦後民主主義」「戦後民主主義者」という言葉が登場した。そして新聞各紙によってそのニュ-スの取り上げ方、記事に相違があることも興味があった。

【中国の反応】
*中国外務省 大江健三郎氏に「哀悼の意」 2023/03/14 18:40
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000291452.html
中国外務省の報道官は、大江健三郎さんについて「世界的に有名な作家で彼の多くの作品が日本社会の良心、侵略戦争に対する反省を反映し、客観的な歴史を守り人類の平和を追求した」と評価しました。

*中国超限戦の尖兵 左翼知識人 書評: 高田 純 著『脱原発は中共の罠』 2021年10月29日付

中国超限戦の尖兵 左翼知識人


1960年、日本の6人の作家・評論家が、国交のない中国を訪問した。その中に後年ノーベル文学賞を受けた大江健三郎氏がいた。彼らは主に日本国内の日米安全保障条約反対闘争を詳しく伝えるために時間を費やした。帰国後彼らは熱心な親中派になった。
……他方でフランスが核実験を始めると、彼は猛烈にフランス批判を始めた。フランスワインを飲まないというパフォーマンスまでやってのけた。一方で、中国の核実験に対しては完全に沈黙を続けた。

17 Comments

  1. 語り口もそうですが ハッキリと 体制におもねる事無く 今回も 正論を示して下さる 判断の的確さに 拍手👏です
    有難うございます🎉

  2. 大江健三郎氏の解説ありがとうございます。次回の坂本龍一氏ですが、音楽では素晴らしい功績を残されて尊敬いたしますが、反原発、SEALDsのワードを聞くたびに残念に思います。中国が称賛する日本人は反日ばかり。テレビ・マスコミが称賛しております西山太吉氏についても感想お願いいたします。

  3. 日本に籍があるのに、日本を貶めるのは哀しいですね
    影響力がある方だっただけに残念です。

  4. サヨクの特徴に日本以外に悪い国は存在しない、あっても見えない、見ないというのがありますがこの人も当て嵌まるみたいですね
    そういった現実との矛盾という葛藤があればストレスを抱えてたでしょうがよくぞ天寿を全うされましたね

  5. 激しく同感。昔から大江は大嫌いだった。
    海外に出かけて行っては日本の悪口ばかり言いつつ、台頭する日本を快く思わない一部の人達から喝采を浴びることで自己の評価を高めていたイメージしかない。全く評価したくないし、評価に値しないと思う。

  6. 大江健三郎は戦後日本平和主義の左のオピニオンリーダーだった。彼を知ることは戦後日本の知的教養人がいかに間違った平和思想を語っていたかを知ることができる。

  7. 大江健三郎さんの人物像のお話しをして下さって、ありがとうございます。次回に、お話しされる、坂本龍一さんはテレビ、ラジオで聴いていて知っているので、今からとても楽しみです。

  8. 動画を最後まで見て思ったことは、大江健三郎さんは、日本という国家を破壊して平和を願っている共産主義者であろうと感じました。

  9. 先生、いつもありがとうございます。今回の大江氏については、極左活動家のイメージがありました。今回の動画の説明を拝聴し、やはり、という思いです。マスコミがこのような人を持ち上げるのも、左翼思想が強いからでしょうね。

  10. 団塊の世代、学生運動世代、安保闘争世代、
    この辺が居なくなれば日本も少しは良くなるかな?

  11. よくぞ言っくれました。私が考えていたことです。
    大江さんの文化勲章拒否の理由として「戦争責任ある天皇の賞はいらない」だったとも思います。
    さらに「九条の会」の重鎮であることからしてこの方の思想的スタンスがわかるというものです。
    因みに私がしばしば利用する北茨城の国道6号線沿いにある九条の会の看板には「処理水放流反対!海を汚すな!薄めても放射能量は同じ!」とあります。
    この会、お隣の赤い大陸の代弁者のように感じてしまいます。

  12. 私は、大江健三郎は、若い頃は好きでした。
    万永元年のフットボール、とか。

    ただ、今思うと、ただの根暗、うつ、自己否定の人です。
    当時、私も根暗でした。

    ところで、自分を否定する人は基本自分たちを否定します。
    これが、日本の知識人の場合は、反日という形になります。

    でも、何故か、自分たち=日本を否定すれば、自分=私自身は許されると思っている。
    それでもって、自殺を免れてきただけの人たちです。

    彼らの言う平和主義は、自分たちを守らないのが正しいということです。
    つまり、彼らの平和主義の主張は、緩慢な集団自殺、心中の勧め、あるいは強要と言っていいかもしれません。

    次の時代を開くために、本質的に必要なことは、こうした根っこにある自己否定を癒すことです。
    そして、自分と自分たちに対し基本的にオーケーということは、何人にも犯される筋合いのない私たちの固有の権利である、という認識を持つことだと、私は思っています。

    ここらへんは、欧米のリベラルも同じでして、ロールズなんかも同じようなもんだと思います。

  13. 普段、気にしていない事やちょっと難しいことは、深掘りしていませんが
    どんなにノーベル賞を受賞しても違和感を感じていました。
    いつもわかりやすい解説ありがとうございます。政治や人や未来に、もっと関心をもって行きます。これからも楽しみにしています✨

  14. ソ連を見てもそうですが、共産主義思想達成の為には、スポーツや芸術も戦略戦術として利用されて来ました。共産主義思想の理想世界実現の為には、暴力も肯定される考えから、スポーツや芸術を利用することは、暴力革命より平和だというのが、共産主義者の考えなのかもしれません。共産主義から見た平和像と民主主義から見た平和像は、違いがあります。だから、共産主義を知らなければ、芸術の本質が見えてこないと思います。

  15. 東京大空襲を指揮して都民を十万人虐殺したカーチス・ルメイに、1964年勲一等旭日大綬章を与えた総理大臣は佐藤栄作でした。そんな「反日的反国民的国家」からの文化勲章授与(しかもノーベル賞受賞の後追い)を拒否した大江健三郎が、左翼だろうが反日だろうが称賛されこそすれ批判される理由は露ほどにもない、と私は思う。ましてあなたが保守の立場なら尚更のことでは?

  16. 1954年生まれです。大江健三郎を読んだのは、20歳のころまでなので、晩年こんなに、反日になるとは思いませんでした。なぜ、人が変わったかふしぎです。