テレビ番組などで活躍する人気タレント、井上咲楽さんが2月22日、香川県の豊島を訪れました。産業廃棄物の不法投棄問題を学び、その歴史を発信したいと意欲をみせました。

(井上咲楽さん)
「こんにちは~よろしくお願いします」

今回、初めて豊島を訪れた井上咲楽さんです。地元の小中学生30人と一緒に産廃が不法投棄された現場の近くでツツジを植えていきました。

(井上咲楽さん)
「ツツジがきれいに咲いて、島の人も外から来た人も、ツツジがきれいな島だねと言える未来が来たらいいと思う」

昭和から平成にかけて続いた業者による産廃の不法投棄。島は、悪臭に包まれ「ごみの島」という汚名を着せられました。

平成が終わる頃になって91万3000トンの産廃の撤去が終わり、令和になった現在は、自然を取り戻す活動が進められています。

(井上咲楽さん)
「何十年も、一生をかけて 解決しようとしている努力があり、ここまで美しい島に 戻っていっていると感じる」

井上さんは、環境問題への関心が高く、今回、産廃不法投棄の歴史を学びたいと島を訪れました。

(井上咲楽さん)
「こういうことが起こらないようにということを知ることで、みんなに伝えていかないといけない。(人の)前に立つものとして、少しでも多くの人に 現状を知って(もらい) 、歴史をみんなが 知っていかないといけない」

井上さんと一緒に植樹した島の子供たちも、大きな刺激を受けているようでした。

(中学生は…)
「豊島事件で失われた緑を取り戻したい。みんなの誇りにしたい。そんな島にしたい」

日本最大級の産廃不法投棄問題を後世に伝えていくためにも、井上さんのような若い人たちが、島の歴史を知ることは大きな意義があるといえそうです。

1 Comment

  1. 最近見た映画のラジエーションハウス劇場版を観た時この豊島の産廃問題を思い出した島も両方とも岡山県なのでメッセージを感じたDVDもレンタルされてるので是非観て欲しい。