ワクチン接種が加速するなか、12歳から15歳への接種を始めた町に脅迫めいた電話などが相次いでいます。町は、コールセンターの中止に追い込まれました。

 人口約2000人の小さな町が思わぬ事態に巻き込まれています。

 京都・伊根町、吉本秀樹町長:「抗議の電話、ファクスとかが殺到しておりますね。皆さん(電話で)なんか同じような原稿を読まれるんですね、原稿を・・・。同じような内容なんです。それを5分、10分続けられるんです。職員はそれを聞かなきゃいけない」

 なぜそんなことになったのかというと・・・。京都府伊根町が6日から12歳から15歳に対する接種を始めたことだというのです。

 送られてきた抗議文には「市政による子どもの殺人」などの過激な言葉が並び、「コロナワクチン未承認」という事実とは異なる主張もあります。

 12歳以上への接種はアメリカではすでに先月から始まっています。

 日本でも先月31日、ファイザー製ワクチンについては対象を12歳以上に拡大しました。

 町では警察に相談しています。

 若い世代への接種が始まる自治体がある一方、高齢者への接種もなかなか進まない自治体もあります。

 札幌市では早朝からワクチンの準備をしている医師がいました。こちらは眼科医。早朝だけのワクチン接種を始めたのです。それも予約不要の。

 ここでワクチン接種をしていると知ったばかりの人たちが早速、受けに来ていました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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