ウクライナ原子力企業エネルゴアトムは19日、南部ミコライウ州の南ウクライナ原発が同日未明、ロシア軍にミサイルで攻撃されたと発表した。原子炉から約300メートルの敷地内に着弾、大きな爆発が起きたが、原発3基は通常運転を続けており、職員に負傷者はなかったという。同社は「核テロ」と非難した。
ゼレンスキー大統領は19日、原発は攻撃で送電線との接続が短時間途切れたと指摘し「世界全体を危険にさらすロシアを手遅れになる前に止めなければならない」と訴えた。
同社によると、ミサイル攻撃の衝撃で原発施設の窓ガラス100枚以上が割れた。約12キロ離れた水力発電所の一部が停止したが、攻撃との関連は不明。3本の送電線が断絶した。着弾地点には直径4メートル、深さ2メートルの穴ができたという。
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