総務省幹部が、NTTから高額の接待を受けていた問題で、武田総務相は、事務方No.2の谷脇総務審議官について、国家公務員の倫理規定に違反した可能性が高いとして更迭した。

武田総務相「新たな違反が疑われる行為が確認されたことは、甚だ遺憾であります」、「あらためて、総務大臣として深くおわび申し上げます」

調査の中間報告によると、谷脇総務審議官は、澤田社長らNTT側から、3件にわたり、あわせておよそ10万7,000円の接待を受け、自身の費用負担は、このうち1回の5,000円だけだった。

武田総務相は、谷脇氏が菅首相の長男が勤める会社からの接待をめぐって処分を受けていたことなどを重くみて、大臣官房付とした。

また巻口国際戦略局長は、当時、総務審議官だった山田前内閣広報官とともに会食に参加し、接待金額は、およそ5万1,000円だったという。

武田総務相は、いずれのケースも「国家公務員の倫理規定に違反した可能性が高い」としていて、ほかの幹部らにも同様の接待がなかったか、引き続き調査を続ける方針を示している。

一方、谷脇総務審議官の更迭を受け、国会では、政治家が責任を取っていないとして、野党が、武田総務相の更迭などを要求した。

立憲民主党・木戸口英司議員「調査自体に信頼が置かれていない」、「任命権者として総務相を更迭すべきと考える」

菅首相「(武田)総務相に、しっかりと真相究明し、そして、総務省を立て直ししてほしい」

野党は、谷脇氏が、これまでの国会答弁で、会費を払っていなかった会食に触れなかったのは「虚偽答弁だ」と追及した。

また、野党が要求していたNTTの澤田純社長らの国会招致も見送られ、野党は反発している。

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