本動画は、先日公開した「ロシアと中国、二つの核大国に直面するアメリカの核戦略/2 Nuclear Peer Problem: Implications for U.S. Nuclear Deterrence Strategy」の日本語同時通訳版となります。5月10日(水)までの期間限定公開となります。
配信期間:2023年5月1日(月)9時~2023年5月10日(水)17時
※時間は日本時間(JST)表記。
オリジナル動画(英語)はこちら:
https://www.youtube.com/watch?v=ayem0aWGNhM
本座談会の詳細は下記のページよりご確認ください。
https://www.spf.org/jpus-insights/ideas-and-analyses/20230421_01.html
<収録日> 2023年4月18日(火)
<討論者>
ブラッド・ロバーツ氏(ローレンス・リバモア国立研究所グローバルセキュリティリサーチセンター所長)
高橋杉雄氏(防衛省防衛研究所政策研究部防衛政策研究室長)
<使用言語> 英語(日本語同時通訳)
*本対談における議論は全て参加者個人の見解によるものであり、笹川平和財団、また参加者の所属する機関の見解を代表するものではありません。
【概要】
SPF日米グループでは、4月18日、核戦略・安全保障に関する日米の専門家2名をお招きし「ロシアと中国、二つの核大国に直面するアメリカの核戦略」と題した対談を行いました。オバマ政権時代に国防次官補代理(核・ミサイル防衛政策)を務めた、米国ローレンス・リバモア国立研究所のブラッド・ロバーツ氏を海外ゲストに迎え、対談者として防衛研究所の高橋杉雄先生を迎えてご議論いただきました。ロバーツ氏と高橋氏は、中国とロシアという2つの核大国と対峙するアメリカの核抑止について議論しているレポート、”China’s Emergence as a Second Nuclear Peer: Implications for U.S. Nuclear Deterrence Strategy”の執筆に携わられました。今回の対談では、レポートの内容に基づき、アメリカの拡大抑止、将来的な核の脅威に備えるヘッジング、カウンターフォース能力、核軍備管理・軍縮、日米の共同作戦計画など多岐にわたる論点について議論されています。
レポートは以下のURLよりご覧ください:
https://cgsr.llnl.gov/content/assets/docs/CGSR_Two_Peer_230314.pdf
【出演者略歴】
Brad Roberts(ブラッド・ロバーツ) ローレンス・リバモア国立研究所グローバルセキュリティリサーチセンター所長 オランダ・ロッテルダム大学エラスムス校より博士(政治学)を取得。2009年から13年までは国防次官補代理(核・ミサイル防衛政策)を務める。戦略国際問題研究所(CSIS)研究員、国防分析研究所研究スタッフ、スタンフォード大学教授などを経て、現職。専門は安全保障論、核戦略。主著に『正しい核戦略とは何か:冷戦後アメリカの模索』(村野将監訳、勁草書房、2022年)など。
高橋杉雄(たかはし・すぎお) 防衛省防衛研究所政策研究部防衛政策研究室長 早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了、ジョージ・ワシントン大学政治学修士課程修了。防衛省防衛研究所政策シミュレーション室長などを経て現職。専門は安全保障論、日米同盟。主著に『「核の忘却」の終わり─核兵器復権の時代』(勁草書房、2019年、共著)、『新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛─INF条約後の安全保障』(並木書房、2020年、共著)、『China’s Strategic Arsenal』(ジョージタウン大学出版会、2021年、共著)など。
【関連動画】
• U.S. Nuclear Policy and Deterrence Strategy(現代のアメリカの核政策と抑止戦略: ロシア・ウクライナ戦争の影響とインド太平洋地域への示唆)
• 「ウクライナ戦争と『核の忘却』の終わりの時代」座談会シリーズ 第2回:「核兵器復権」の時代:軍縮・軍備管理をめぐる議論
• 「ウクライナ戦争と『核の忘却』の終わりの時代」座談会シリーズ 第1回:ウクライナ戦争に見る「核の忘却」の終わり
【関連リンク】
日米関係インサイト https://www.spf.org/jpus-insights/
笹川平和財団日米グループ https://www.spf.org/programs/jpus/
2 Comments
ありがたやー
無料で見れるのありがたい!!