城咲仁 今のホスト界を「酒飲んで艶ある会話する空間減った」
NEWS ポストセブン 6月16日(火)7時6分配信
城咲仁 今のホスト界を「酒飲んで艶ある会話する空間減った」
元カリスマホストには今のホスト界はどう映るのか?
伝説のカリスマホストと呼ばれ、タレント転身後はバラエティーでブレイク、現在は”料理キャラ”としても活躍している城咲仁(37才)。そんな城咲に、「芝居の父」と慕うある人物とのエピソード、俳優業への意気込み、そして今のホスト界について話を聞いた。
――ホスト業界ではトップに君臨していた城咲さんですが、芸能界に入って、挫折したり、つらかったことはありますか?
城咲:つらいですよ。楽しいんですけど、特殊な仕事じゃないですか。俳優業に力を入れているので、ドラマを見ていて、悔しい思いを常にしています。あそこに立ちたかったなって。最近で言うと、佐藤健さんの『天皇の料理番』(TBS系)。料理が好きなので見ていると、ぼくは包丁を使えるのにお声がかからないということは、料理はできるんだけど、役者としてそこのポジションに行けていないんだなとか。
――そんなときに思い出すような、先輩のアドバイスはありますか?
城咲:坂上忍さんが演出していた芝居で、坂上さんに「自分がなにもできないことを、1回受け入れなさい」と言われたんです。ぼくは投資詐欺にあった役で、「お金を返してください」と土下座をするんですけど、土下座が格好つけすぎだと言われて。「土下座したことがあるのか! 格好つけんじゃねえ! 土下座ってなんだ、人にへりくだって謝ることだろ!」って。そのあと別室に呼ばれて、できないことを受け入れろと。
「お前は現実、役者としての仕事がないんだから、しがみつけ」と言われた時に、楽になったんです。スタート地点に立てたんですよね。荷物を下ろせと言われた気がしました。重かったんですよ。バラエティーでデビューして、役者になりきれていない自分が、役者をやることの重荷。得体のしれないものを、なんか、下ろした気がしたんです。
引用
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150616-00000000-pseven-ent
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