福島県の相馬市・国見町で最大震度6強を観測した2022年3月16日の福島県沖地震。
1人が亡くなり、重軽傷は101人。約4万棟の建物が被害を受けた。
被害はインフラにも及び、東北新幹線の被害は車両の脱線など約1000カ所。全線での運転再開まで1カ月かかった。
2021年2月にも最大震度6強の地震に見舞われた福島県。相次ぐ地震、復旧作業がきょうも続いている。
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<震度6強で被災した国見町の住宅>
最大震度6強を観測した国見町。
福島テレビ・丹野裕之記者:「あちらの家の屋根にもブルーシートがかかったままの状態です」
被害を受けた建物は1200棟を超え、一部の住宅には今もブルーシートが張られたままだ。

佐久間守さん:「工事は去年の5月に瓦が終わった以外はまだ今のところ進捗はありません」

被災した佐久間守さん。築66年の住宅は「準半壊」と認定されたため、国からの支援を受け屋根の修理は終えた。
しかし、業者に注文が殺到していることなどから室内は壁に穴が空いた状態で、修理が進んでいない。

佐久間守さん:「2階の部分が全部落下しまして、天井(の上に)上げといたタンスとか、日用品が全部床に落ちたような感じですか。未だに恐怖感はありますね。夜になると、多少揺れても怖いって感じが」

町は2年前にも震度6強の地震に見舞われたことから佐久間さんは、防災意識の向上が欠かせないと感じている。

佐久間守さん:「避難経路の自分で確保ですか、どうやったら逃げるとか、家の中で倒れやすいものは対策するとか、そういうことですね。やっぱりね」

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