過酷な事故を起こした福島第一原発1号機で、東京電力は3月28日から水中ロボットを使い、事故後初めて原子炉圧力容器を支える土台部分の内部調査を行っている。

29日の調査では、原子炉圧力容器の底の部分に、燃料デブリが溶け落ちて出来たとみられる穴があることが初めて確認された。
また、原子炉格納容器の底の部分には、燃料デブリとみられる堆積物があることも確認された。

1号機は、これまでほとんどの燃料デブリが原子炉格納容器から溶け落ちたと考えられていて、今回の調査結果はそれを裏付けるものとなっている。

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