大雪で国道などが通行止めにっている状況を想定した原子力災害の訓練が行われ、県が避難経路を決める手順などを確認しました。

大雪の中、長岡市を震源とする震度6強の地震で原子力災害が発生した想定で行われた8日の冬季訓練。

冬の原子力災害への対応力を高めようと県が企画したもので3回目の実施となる一方、初めて想定に組み込まれたのが…

【記者リポート】
「あちら奥のホワイトボードを見てみますと、高速道路や国道の通行止め情報が書かれています。これらは地震ではなく大雪による通行止めが行われているという想定です」

大雪が予想される際に道路管理者が取り入れている予防的通行止め。しかし、去年12月の大雪では柏崎市などで高速道路が予防的通行止めを行った一方で、車の流れ込んだ国道で立ち往生が発生するなどの混乱も生じました。

こうした状況が避難行動に影響することも懸念されるため、今回初めて高速道路や国道で予防的通行止めが実施されている中で災害が発生したことを想定

【柏崎市担当者】
「避難に重要な道路である、国道352号や、県道515号の優先的な恒久対策。除雪等の実施をお願いしたい」

職員が関係機関と通行止めを解除する予定などを共有し優先的に除雪を行う避難経路を決める手順を確認しました。

【県防災局 原直人局長】
「特に新潟の場合は、この大雪というものについてはやはり真っ正面から考えなきゃいけないと思っておりますので、適宜避難計画に反映しながら、大雪対策につきましても検討していきたいと思っております」

8日はこのほか柏崎市や刈羽村でも住民参加の避難訓練が行われました。

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