放送法の解釈を巡る文書について、総務省が作成したことが明らかになった問題。高市早苗経済安保担当大臣は、自身に関わる部分は「捏造(ねつぞう)」という認識を改めて示し、辞職を否定しました。

■当時の総理補佐官「そうでもないのではないか」

 松本剛明総務大臣:「すべて、総務省の『行政文書』であることが確認できました」

 7日、総務省が公開した78枚にも及ぶ行政文書。その多くには、「取扱厳重注意」の文字もありました。

 文書に記されているのは、安倍政権下の2014年から2015年にかけて、当時の礒崎陽輔総理補佐官が、放送法の「政治的公平」について、総務省に対して行ったとされる働き掛けです。

 放送法4条にある「政治的公平」について、政府は長く「一つの番組ではなく、放送事業者の番組全体を見て判断する」と解釈してきました。

 2014年11月28日、総理官邸に総務省の官僚を呼んだ礒崎氏は、この解釈について、疑問を呈したといいます。

 礒崎総理補佐官(当時):「長年にわたり積み上げてきた、放送法の解釈をおかしいというつもりもない。他方、この解釈がすべての場合を言い尽くしているかというと、そうでもないのではないかというのが自分の問題意識」「一つの番組でも、明らかにおかしい場合があるのではないか」

 同じ時期、自身のSNSでも…。

 礒崎総理補佐官(当時)のツイッターから:「仲良しグループだけが集まって政治的に好き放題言うような番組が、放送上許されるはずがありません。今の立場では余り動けませんが、黙って見過ごすわけにはいきません」

■当時の総理補佐官「俺と総理が2人で決める」

 文書によると、総務省側と、3カ月の間に9回面会していたという礒崎氏。

 総務省の局長が、総理に解釈の変更について話をする前に、当時の菅義偉官房長官に話を通してはどうかと、進言したことがあったとも書かれています。すると…。

 礒崎総理補佐官(当時):「何を言っているのか分かっているのか。これは高度に政治的な話。この件は、俺と総理が2人で決める話」「俺の顔をつぶすようなことになれば、ただじゃあ済まないぞ。首が飛ぶぞ」

 この日の出来事について、礒崎氏は「役人が法解釈ではなく、官邸での手続きにまで口を挟んできたので、不適切な言葉を使ってしまったかもしれない」と説明しています。

■専門家「メディアをコントロール下に置きたいと」

 文書によると、磯崎氏の一連の行動に対し、総務省出身の総理秘書官からは、懸念の声も上がったようです。

 山田真貴子総理秘書官(当時):「どこのメディアも委縮するだろう。言論弾圧ではないか」

 当時の高市総務大臣も…。

 高市総務大臣(当時):「本当にやるの?民放と全面戦争になるのではないか」

 一方、文書によると、当時の安倍総理は、解釈の変更には、前向きな姿勢を見せていたといいます。

 2015年5月、高市総務大臣は国会で、こう答弁していました。

 高市総務大臣(当時):「1つの番組のみでも、国論を二分するような政治課題について、“不偏不党の立場から明らかに逸脱と認められる”といった極端な場合は、一般論として“政治的に公平確保”とは認められないと考える」

 ジャーナリスト・白鴎大学名誉教授 後藤謙次氏:「この放送法4条によって、色んな各局が自由に番組を作っていた。政権に対して、けんかを売るような場面もあると。それはメディアですから、当然のことなんですが。メディアを自分たちのコントロール下に置きたいと」

■高市大臣「内容が不正確」 総務大臣「引き続き精査」

 しかし、高市大臣は、当初この文書について…。

 高市大臣:「全くそれは捏造文書だと、私は考えております」

 立憲民主党・小西洋之議員:「仮にこれが捏造でなければ、大臣、そして議員を辞職するということでよろしいですね」

 高市大臣:「結構ですよ」

 7日も…。

 高市大臣:「私に関しての部分は4枚。4枚とも拝見しましたが、“作成者が書いていない”“日時が特定できていない”“内容が不正確”。私は、これは不正確であると理解を致しております」

 松本総務大臣も、一部について、正確性が確認できないものがあるとして記載内容を精査するとしています。

(「グッド!モーニング」2023年3月8日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

34 Comments

  1. 自分が総務大臣してた時の文書が不正確で信用できないからそっちが立証しろってどこからツッコめばいいんだ…

  2. 不正確であろうがなかろうが、総務省が公文書として認められたのだから、高市早苗さんあなたが何を言おうが言い訳に過ぎない。
    即刻、辞職をよろしく。

  3. 一番問題なのはメディアの偏った報道。それを正そうとした国会議員の動きを牽制している官僚がよっぽどおかしい。そもそも官僚は選挙で選ばれた国民の代表ではないのに権力を持ち過ぎている。自分達が国を動かしていると自負してるようだがやってることはお粗末極まりない。もっと国民の利益になる仕事をしてほしいものだ。

  4. 安倍晋三は政党交付金をばらまいてお友達を作り、国債を好きなだけ発行しては、中抜きや搾取ができるシステムを作ってきたわけだ

  5. そもそも行政文書とは「絶対真実」が書かれたものではありません。

  6. これは問題だな。
    『誰が高市さんを潰そうとしてるのか?』
    ある意味追及してほしい

  7. 小西はいつまで論点ずらしをしているのだろうか。とっとと当該の文章を作成者を国会証人喚問して白黒つければよい話。そもそも行政文書すべてがまともという誤った理解をいつまで撤回しないんだか。ま、国会証人喚問をやれば、情報公開法に抵触したかどで官僚に怪我人が出るね。勿論、勝手にSNSへ展開した小西も懲罰対象。さあ、早く国会証人喚問やって大掃除しようぜ。なあ、小西よ(笑)

  8. なるほど、あくまで標的は高市大臣だから、
    それ以外の部分は本物でもかまわないわけか。

  9. 高市早苗が白状しなかったら、再び、善良な官僚に犠牲者が…

  10. 高市氏嫌いではないし一時期期待したけど、結局岸田を止めれないし、総裁選で言ってた事、政調会長やって何も実現しないからもうどうでもいいや…
    今のは自民党が割れるのが1番の希望だ…

  11. まぁこの時代の安倍シンパはヤバいのいっぱいいたからな。我が世の春に気持ち良くなり過ぎて口が滑りまくってたんだろね。

  12. そりゃ内容が不正確な行政文書もあるだろうよ、それを鬼の首取ったかのように言う新聞社はしゃくれねずみ男と一緒

  13. みんなで高市さん潰そうとしてるようにしか見えん

  14. 総務省内で、旧郵政と旧自治のバトルである。大分県の補選、奈良県知事選は、旧自治が出る。そこで、旧郵政側が、旧自治をつぶすために、行政文書を出して、高市大臣に詰めてダメージを与える作戦に出た。旧郵政側は、桜井パパ、小西議員、立憲!

  15. 公平にしろって当然の話だろ。旧郵政省の仲間内にだけ回された怪文書を持ち出した野党って進歩ないな。

  16. 後藤ジャーナリストさん、例の事件の熱りが冷めて最近また出てきていますね、、

  17. 今度はこの問題取り上げて、国会空転させる気か┐('~`;)┌

  18. 小西議員自分の首かけて、公文書の正確性を証明して下さい、まぁ無理でしょうね、お疲れ様でした❗