ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表「侍ジャパン」は11日、WBCでチェコと対戦し10-2で勝利。侍ジャパンはこれで1次ラウンド3連勝となり、16日[木]に行われる準々決勝進出に大きく近づきました。
試合後、栗山英樹監督が会見で報道陣の質問に答えました。

Q:前半緊張感のあった試合を振り返って
栗山監督:3試合ともそうなんですけど、国際大会の難しさというかそういうものにじりじりじりじりしながらといった試合展開だったので、勝ち切れましたけど改めて難しさを感じた試合だったなという感じはしました。

Q:佐々木朗希投手がこの日に先発したこと、投球を振り返って
栗山監督:まずは一球一球、魂を込めて目いっぱい投げる(佐々木)朗希の姿がベンチにもすごく感じられていて、球のスピードやボールとかそういうことよりも、彼もいろんなことを感じながらボールを投げるというよりも思いを届けているというか、そんなように見えました。

Q:村上選手に待望の安打が出たがどうか?
栗山監督:ポジティブというか、僕はバッターというのはもちろん調子が良い時と、なかなか自分の思いで打てない時というのはありますけど、ただひたすら信じて前に進んでいるだけです。

Q:1次ラウンド残り1試合に向けて
栗山監督:一生懸命情報をとろうとしているなかで、何度も言いますけどプロ野球というのは相手のデータが頭の中にしっかりと入ってのお互いの戦いである、という戦いではない中で、たまたまというか点はとれているんですけど、調子が良いのか悪いのかっていうのははっきりいつものように感じられるものとはちょっと違うものもあるので、非常につかみにくいものが実は自分の中ではあるんですけれども、一日一日みんなで全力で束になって戦っていくだけなので、まずはあした一日みんなで全力で戦っていく。ただそれだけだと思います。

Q:あすの先発投手は?
栗山監督:はい、あした山本由伸投手でいきます。本当にいろいろな経験をしてね、あれだけのピッチャーなんで、自分の力を、緊張感もありますけど、大事なゲームになってくるのでね、発揮してくれると思います。

Q:チェコについて、戦った印象は?
栗山監督:試合前も言いましたけど、野球を続けるという大変な環境の中で、仕事もしながらという話も聞きましたし、本当に野球が好きでなんとか野球うまくなりたくて、という必死な思いはすごく感じましたし、そういう思いで我々もやらなければいけないなと思って戦ってましたし、非常に心地いいというかみんな一生懸命で気持ちいいチームでしたし、礼儀正しいですし、逆に戦っていて忘れちゃいけないものをしっかり胸に刻んで戦わなきゃいけないなというふうに思って見ていました。

Q:源田選手のけがについてわかっていることは?
栗山監督:試合前に話した通りなんで、本人ともいろいろ話しながらなんとか前に進めるようにしっかりやっていきます。

Q:きょうの試合では機動力や犠打といった部分も見えたがどうか?
栗山監督:相手も違うし試合の内容や展開ももちろん違うんでね、それにあわせて何度も言うようにどういう展開にも対応できるチームになりたいというね、最初の思いがあるなかで、ジャパンの選手たちも出る選手が違えば点のとり方も変わるっていう話なんでね。
きょうは足を使える選手たちが自分のタイミングでいい形でうまく使ってもらいながら、さらには次の塁を狙っていくというところも含めて、いろんな形の幅を広げていかなければいけないというのはもともとあったので、そういう意味では見ていただいて「いろんなことがあるなあ」と思ってもらえることはすごくいいことだと思うので、もっともっと(幅を)広げられるようにしっかりやります。

Q:佐々木投手の地元もパブリックビューイングで盛り上がっているという話があるが、こういう試合を見せられたことについてどう思うか?
栗山監督:試合前にもお話したんですけど、あの時僕も被災地行くなかで、何もできない自分の申し訳なさをすごく感じていて、僕らが何かできることはないんですけど、ただ時間が経っていっても悲しい思いをされたり苦しい思いをされている方が一瞬でもそれを忘れていただけるようにと思ってきょう試合をやろうというふうに思いました。(佐々木)朗希だけではなくて東北出身の選手たちもジャパンにいるなかで、それぞれいろんな思いがあるとは思いますけど、もしきょうの試合を見ていただいて少しでも楽しかったり笑顔になれたり、元気になっていただければ幸せです。

侍ジャパンは12日[日]よる7時にオーストラリアと対戦します。 ※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

27 Comments

  1. 栗山監督疲れてるなあ、身を削り心を削ってる姿に心打たれます。
    一人一人と対話してる行動が選手全員がひとつになっています。
    スポーツの美しさ、相手チームへの配慮、改めて知らされました。ありがとうございます。
    最期の最後まで応援しています。がんばれニッポン!

  2. 村上は4番から変えたほうがいいでしょ全然だめじゃねーか

  3. これいるか?
    監督寝かせて時間作ったれよ、、

  4. 2009年の時と雰囲気が似てるから今回は良い結果を残せそう

  5. 監督が言葉を選ぶ姿が感動する。
    決してメディア向けではなく、選手に対しての敬意に感じる。
    疲労もあると思います。
    私たちは味方です!

  6. 立場的に無理かもしれないけど。
    野球が本当に大好きな栗山監督。
    野球を楽しんで欲しい。

  7. 衛星中継みたいなのは
    訳すのを待ってるのかな
    信じて待つのはシーズン中の戦いかただよ 最長であと4戦しかないんだ 外すか大谷と離すか英断を。

  8. 第3回と第4回は、ミスで敗退していることを思い出して、明日からもまた隙を見せずに頑張って欲しい

  9. 手腕があるのだろうか
    どうも選手達が凄すぎてあんまり思えないけど

    逆に今大会優勝出来なかったらかなり評価下がるね

  10. 監督、
    どうしてそんなに暗い顔しているのかなぁ?
    笑顔でいきましょう♪

  11. 頑固一徹な栗山監督
    1人スランプ状態の
    村上選手4番を貫くだろうね。初ヒットが出たとはいえ、他の二塁手ならセカンドゴロですよ。
    格下相手だから影響することなく勝てたが
    負けたら終わりの準々決勝以降の
    強豪相手だと勝敗を左右することになる
    史上最強チームでアメリカ行きを逃せば、ご自身の進退問題にも関わるから優勝するためには6番あたりで重圧をとって打たせたほうが良い結果になりそうですが。

  12. 村上落とせよ!
    それが原因で負けた時には本人が一番バッシングされてメンタルやられるよ!

  13. 短期決戦一発勝負なので相手チームも突然爆発的になることもある。
    日本チームも一発勝負の甲子園、高校野球を思い出せ!がんばれ日本!

  14. 栗山監督は選手の人選、選手集め、今までの戦いの駒運びまで今のとこ完璧にハマってるので、本当は飛び跳ねたいんだろうが
    あえて慎重に徹してるんだろうな

  15. NPBの三冠王というのもあるし
    スポンサーや送り出したヤクルトの事を考えると
    すんなり村上を外す選択肢は取れないだろうから
    今日の一本をキッカケに
    村上には成績が上がっていって欲しい

  16. 佐々木選手、頑張りました、お母さんと、震災で、苦しんだ、人たちにとつては、とつても、よかつたと、おもいます、

  17. 佐々木選手なんかかかえてるね
    天使だったけど闇に落ちてしまった
    タイプだ、応援してるから
    頑張って下さいと言いたい

  18. 栗山監督 人間性に 惚れます。
    勿論 監督としても
    侍ジャパン の選手 
    方々を メディアから
    守って 冷静に 発言され、相手チームを
    称えた 上
     『忘れてはいけない気持ち』 そこに
    気付く 素晴らしい 監督

  19. ペナントだったら調子悪い選手をある程度我慢して使う余裕があるけど、短期決戦となると難しいよなぁ
    村上は調子が戻ればNPB組の中で一番実力がある訳だし