台湾における新型コロナウイルスの新規域内感染者数は、再び増加を見せている。3日には新規域内感染者が364人、域外感染者が2人、追加・修正感染者が219人、累計感染者数が585人増えた。死亡者が新たに17人増加し166人に。年齢は40代~90代だった。

台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の陳時中・指揮官は3日、コロナの新規感染者数はこの二日間減っていないため、さらに観察する必要がある。過去14日間に実施されている第三級の感染予防対策により、感染状況は比較的落ち着いているとはいえ、決して気を緩めてはいけないと呼びかけた。指揮センターも、いきなり防疫措置を緩和せず、感染状況を慎重に見極め、随時調整するという。

指揮センターの統計によりますと、今回の感染における重症患者数と比率は上昇し続けている。4月20日から6月3日まで、合計8309人がコロナに感染し、そのうち16.8%、1399人が重症。60歳以上の患者3141人のうち、985人が重症、重症化率はおよそ31.4%。

政府が第三級の感染予防対策で、コロナの感染拡大を抑えようとしているが、専門家はワクチン接種こそ、解決策であるとの見方を示している。陳時中・指揮官は、「指揮センターは、今年10月までに、一回目の予防接種を受けた人を全人口の6割に引き上げることを目標としている」と話した。

しかし、ワクチン不足は、大問題、いつ来るかも分からない。指揮センターは2日から、コロナワクチン接種可能な医療施設の増加、コミュニティにおけるワクチン接種ステーションの増設、ワクチン接種の予約プラットフォームの設置など、3方面にわたって、大規模なワクチン接種計画を進めでいるという。

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