岸田首相:「最悪の事態を避けるために緊急避難的な予防措置として、まずは外国人の入国については、11月30日午前0時より、全世界を対象に禁止を致します」
南アフリカで確認された変異ウイルス・オミクロン株は、感染力が強まっている可能性が指摘されていて、イギリスやドイツなどにも急速に感染が拡大している。
これを受けて岸田首相は、11月30日以降すべての国からの外国人の入国を禁止。南アフリカや感染が確認された23の国と地域から帰国する日本人などについては、厳格な隔離措置をとると発表した。
一方、国立感染症研究所は「オミクロン株」の警戒レベルを最も高い「懸念される変異株」に引き上げた。
厚生労働省は、オミクロン株の流入にいち早く気付くため、できるだけ多くの検体で遺伝子解析を行うよう各自治体に通知。
福島県・内堀雅雄知事:「国立感染症研究所等からの情報を得ながら、今後も必要な検査体制を整えてまいります」
福島県の内堀知事は11月29日の会見で「オミクロン株が国内に入った場合は急速に広がる可能性がある」と危機感を表した上で、状況に応じて検査体制を整える考えを示した。
福島県内では、11月28日も新たな感染者は確認されず、入院している人は重症の1人だけと感染状況は落ち着いているが、人の動きが増える年末年始の感染拡大やオミクロン株への警戒は引き続き必要。
WACOCA: People, Life, Style.