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俳優の岸井ゆきの(31)が、映画『ケイコ 目を澄まして』で『第77回毎日映画コンクール』の女優主演賞に選出され14日、都内で行われた授賞式に出席した。岸井は「歴史ある賞をいただけてうれしいです」と笑顔を見せ、同作が「女優主演賞」に加え、「日本映画優秀賞」「監督賞」「撮影賞」「録音賞」の計5冠を獲得したことに触れ、感謝を伝えた。

同作は、聴覚障害と向き合いながら実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子氏をモデルに、彼女の生き方に着想を得て、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱監督が新たに生み出した物語。岸井は、ボクシングの動きと聴覚障害者の手話の表現を身に着け、感情表現が不器用なキャラクターを、声を発することなく表現する難役に挑んだ。

岸井は「情熱を注いだものに対して勝ち負けじゃなくて継続することを重要とした映画。でも、絶対に負けたくないという気持ちもケイコにはあって。それは、私が映画を思う気持ちととても似ていました」としみじみ。「たくさんの人に見てもらいたいと思うと、どうしてもランキングがありまして」と葛藤を明かしつつ、「ただいい映画作りに関わりたいと思っているので、こういう賞をいただけてうれしい」と喜んだ。

「私に務まるのかと思っていたのですが、やるしかないという気持ちで」3ヶ月のトレーニングを重ねて演じたケイコ役。モデルとなった小笠原氏は「何気ない日常の中でそのひとつひとつが大事なものとして、静かに迫ってくる感じがすばらしいと感じました」と絶賛。「私はいつも『ケイコ』と呼ばれていました。その声は聞こえていませんが、(映画を見て)声を感じて思い出すことができました」と語った。

岸井は今後について「この映画でこういう賞をいただけて、これからどうしようと思っていますが、いろいろなことに挑戦したい」と力を込めた。

同賞の対象は、2022年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品(アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)。

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