2月に開幕するJリーグ。J2で戦う清水エスパルスとジュビロ磐田、そして藤枝MYFCの静岡県内の3チームが1月後半から 鹿児島県内でキャンプをおこなっています。それぞれの目標に向けてトレーニングを続ける3チームを取材しました。

◆磐田は新監督 チーム全体の成熟度アップが課題

外岡哲ディレクター 「私は鹿児島の白波スタジアムにきています。風は強くとても寒いです。いったいどんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか」

横内新監督のもと、1月22日に鹿児島入りしたジュビロ磐田。

キャンプ中日を迎えた28日は、同じJ2で戦う大分トリニータとの練習試合に臨みました。

試合では昨シーズン加入の静岡学園出身の古川が、切れ味の良いドリブルで好調をアピール。

さらにゴール前クロスにあわせて飛び込んだのは金子。

闘志あふれるプレーを見せると、司令塔の山田も絶妙なスルーパス。

中心選手が順調な仕上がりを見せたジュビロ。

試合にこそ敗れたものの、手ごたえをにじませていました。

磐田・金子翔太選手 「いま3チームに分かれていますけど、全部ミックスしていろんな選手とチェンジしながら毎試合やっている。お互いの特長、立ち位置、お互いの良さ、お互いのウィークなところ(弱点)を埋め合わせながらやっている段階で新しい発見もあった」

磐田・遠藤保仁選手 「(キャンプが身体的に)きついのは当然のこと。その中でクオリティーと戦術の理解度を高めながら、楽しくできていると思う」

◆清水は“ボールを保持するサッカー”を磨く

一方、26日に鹿児島入りした清水エスパルス。

今シーズン、リカルド監督が掲げるのは「パスを回しボールを持ち続けるサッカー」です。

この日のトレーニングでは、昨シーズンの失点数がリーグ ワースト3位と、課題の守備から攻撃への切り替えを中心に確認していました。

山原・松岡など今季も活躍が期待される選手が存在感を見せる中で、9年ぶりの復帰の吉田など新戦力も好調で、激しいレギュラー争いを繰り広げています。

さらにキャプテンにはDFの鈴木義宜が就任、まずは守備を立て直し、1年でのJ1復帰を誓っていました。

清水・鈴木義宜選手 「責任をしっかりと果たすのがプロサッカー選手だと思うし、自分ができることを最大限に表現していきたい」

清水・山原怜音選手 「競争に勝って自分が試合に出るために、自分の特徴をだしていくつもりです」

◆藤枝は初日から精力的に「天然芝での練習は幸せ」

鈴木聖矢記者 「今シーズン初のJ2で戦う藤枝MYFCも、磐田、清水に続いて鹿児島キャンプイン。初日から精力的にトレーニング開始です」

J2昇格をはたし、初めて鹿児島でキャンプをおこなっている藤枝MYFC。

29日は到着からわずか2時間ほどで、さっそくトレーニングを始めていました。

ジョギングやボール回しといったウォーミングアップを行った後、昨シーズンのキャプテン・杉田やエース横山を中心に、ミニゲームで精力的に汗を流していました。

藤枝・杉田真彦選手 「楽しかったですし、天然芝で練習ができるのは本当に幸せなことだと思いました。今までずっとJ2を戦ってきたチームとは同じスタートではないと思っているので、自分たちはその上のコンディションで開幕からいけたらいい」

<スタジオ>
開幕まで1カ月を切っていますので、チームが目指すそれぞれの戦術をさらに浸透させていってほしいと思います。

県内3チームが鹿児島でキャンプをしていますが、Jリーグの計11チームが鹿児島でキャンプをしていて、韓国のKリーグ2チームを含めると13チームが集まります。

こちらはJリーグのキャンプ地を多い順にまとめたものです。
1位が宮崎県、2位が沖縄県、そして3位が鹿児島県となっています。さらに4位が地元、5位が静岡県となっています。

上位にあがっている場所で共通するのが、温暖な気候という面です。さらに多くのチームが集まることで、練習試合が組みやすいというメリットもあるそうです。

エスパルスとジュビロは鹿児島キャンプ最終日の2月4日に、静岡ダービーとなる練習試合をおこないます。藤枝MYFCは6日まで鹿児島でキャンプを続ける予定です。

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1 Comment

  1. 悪いけどエスパルスが優勝して一年でJ1に帰る