※フルパートバージョン
 https://youtu.be/IrbP_oeM_LA

以下、MIDIデータ作成者のテキストをそのまま貼り付けます。
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【 曲 名 】桜の雨、いつか
【 作曲者名 】武部聡志
【 作詞者名 】松たか子
【アーティスト】松たか子
【データ作成者】は~~
【 データ形式 】標準MIDIファイル(.MID) Format 1 Timebase=48 + WRD
【 作成ソフト 】レコンポーザ/98 Ver.2.5
【 対応音源 】SC-88(GS)
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 ひぇぇ こんな歌だったの・・・

 初めてこの曲をTVで聞いたとき、松さんらしいふんわりした感じの曲だな
 と思っていました。
 タイトルからしても、春らしいほのぼのした曲なんだろうと思っていました。
 「明日、春が来たら」とか、「サクラ・フワリ」とか、春の曲シリーズの1
 つかななどと思っていました。

 いざCDを手に入れ、歌詞を見ながら聞いてみたところ・・・冒頭の文です。

 確かにふんわりほのぼのなのですが、こんな歌詞だとは思ってもいませんで
 した。不覚にも、少しばかりグッとこみ上げるものがありました。

 そんなわけで、CDを聞いた瞬間に打ち込むことを決めた曲でした。
 歌詞でここまでウルウル出来る曲に、久しぶりに出逢いました。
 私が感じた感動が皆様に伝われば幸いです。

【MID】

 今回は、音色へのこだわりや入力の手間を多少犠牲にし、多くの音源で正常
 に演奏できるようにすることを目標にしました。

 始めはGM規格に忠実に従おうとも考えたのですが、さすがにつらいものが
 あったため、中をとって(?)、GSフォーマットで手を打ちました。
 また、可能な限りGM音源でも再生可能な様にしたつもりです。
 GM/GSの規格が書かれた書籍とにらめっこしながらの制作でした。

 以下、未確認ではありますが、音源別の注意事項です。なお、制作環境は初
 代SC-88です。

・88同等ないしそれ以前のGS音源;
  そのままお聞きいただけます。

・88Pro以降のGS音源;
  そのままお聞きいただけますが、音源のボタンで88マップにしていただ
  くことをおすすめします。

・GM音源(16ch演奏可能なもの);
  ドラムの各インストのレベルやパンポット、および、16chの音色に目
  をつぶっていただければ、とりあえずは演奏可能と思います。
  下記の補足をお読みください。

・XG音源;
  GS RESET を受信すると、GS音源として振る舞う機種もあるとのことですが、
  原則としてGM音源に準じてください。

・ソフトウェア音源;
  最低でもGM対応と思いますので、上記GMに準じてください。
  また、GS対応であれば、そのままお聞きいただけます。

 以下、多少細かな話になりますので、読み流していただいて結構です。

 音源リセットは、「GS RESET」だけを入れてあります。正常に演奏できない
 場合、音源の電源を入れ直すなどしてみてください。

 下記のドラムの設定および16chを除き、各パートはGM対応としてあり
 ます。

 ドラムパートは Program #0(Standard Set)の Note #35(Kick2)~Note
 # 70(Maracas)のみ使用していますので、GMでも演奏可能です。
 ただし、各インストのレベルやパンポットをNRPNで設定しています。
 GS音源以外ではこれらが正常にセットされない恐れがあります。
 しかし、念のためこれらNRPNを削除して聞いてみましたが、それほど違
 和感のある演奏にはなりませんでした。

 16chで、バンク音色である「Wind」を使います。GM音源の場合、Sea
 shore(もしくはピアノ)になる恐れがあります。
 効果音的なものではありますが、耳障りな場合はミュートしてください。
 ここまで来たらここもGMの音にしたかったのですが、こればっかりは限界
 でした。

 ピアノの広がりを出すのに、計4チャンネル使用しています。各チャンネル
 のパンポットを変え、それぞれに音を分けただけですので、GMでも広がり
 のあるピアノになります。
 バンク音色を使うか、もしくはエクスクルーシブを使ってBパートに振れば
 楽だったのですが、ぐっと我慢でした。

 その他、複雑なことは極力控えました。

 GS用データとはいえ、GS音源であれば全て同じく聞こえるというもので
 はありません。音源によって音色のニュアンスやバランスが変わるのが普通
 です。GM/XGとなればなおさらです。
 私と同じく聞こえるのは、初代88、88VL、88ST(あと何かありま
 した?)くらいかと思います。

 しかしながら、○○という音源で聞いたが、△△の音が大きかった/音色が
 気持ち悪かったといったご指摘をいただけると、今後のデータ作りに非常に
 参考になります。お気づきの点があればお知らせください。
 例えば、SC-88の55マップで聞いてみましたが、ボーカルの音色がや
 や違和感があり、ベースがやや大きめの感がありました。

 なお、音色やバランスの問題に関しては、SMFKnifeによる変換、TMIDIの音
 色変換機能などで解決できる可能性がありますので、一度お試しください。

【WRD】

 今回は、普段よりも淡色を意識し、かつ、思いきりシンプルにしてみました。
 少し物足りないかとは思いますが、歌詞に集中していただきたいためという
 ことにしておいてください。

【チャンネル・音色対応表】

CH PartName PG# ToneName
A01 Melody 065 Soprano Sax
A02 Harmony 072 Clarinet
A03 Bass 034 Fingered Bs.
A04 Wide Piano 1 001 Piano 1
A05 Wide Piano 2 001 Piano 1
A06 Wide Piano 3 001 Pinao 1
A07 Wide Piano 4 001 Piano 1
A08 Strings 049 Strings
A09 AG 026 Steel-str.Gt.
A10 Drums 001 STANDARD
A11 Chorus 1 053 Choir Aahs
A12 Chorus 2 053 Choir Aahs
A13 Chorus 3 053 Choir Aahs
A14 Pad 051 Syn.Strings 1
A15 Flute 074 Flute
A16 SFX 123 Wind (Bank=003)

 音源リセット、および、A16chの音色がGS用です。
 また、ドラム各インストの設定にNRPNを使用しています。
 これら以外はGMフォーマットに準じて制作したつもりです。

【ひとりごと】

 このDOC全てがひとりごとの様なものなのですが、お暇でしたらもう少し
 おつきあいください。制作時の心残り事項です。

 ・ボーカルとハーモニーは、もう少し明るめの音色に加工したかったです。
 ・ベースは、フレットレスっぽいんですが、88のフレットレスだと違和感
  がありましたので Fingered Bass にしました。
 ・ピアノはもう少し硬めの音にしたかったです。
 ・アコギは、もう少し明るめにして、リリースを伸ばすのが正解でしょう。
 ・左で鳴る Cabasa は、Shakerの方がそれらしいです。
 ・途中から入る Splash Cymbal で代用した音は、Rhythm FX SET か Ethnic
  SET の中にそれらしいのがありそうです。
 ・シンセストリングスは、もう少しはっきり目の音にしたかったです。
 ・Wind ももう少し音色を加工するか、他のバリエーション音色を使いたか
  ったです。
 ・なんだかんだ言って、あと2~3ch欲しかったです。

 でも、GM準拠を優先しました。
 妙なこだわりかとは思いますが、フィルタ・エンベロープ操作なし、88専
 用エクスクルーシブなし、バリエーション音色無し(ま、16chは除いて)、
 Bパート無しというのも、たまにはいいんじゃないでしょうか。
 その制約の中、可能な限りベストを尽くしたつもりです。

 WRDも、1文字ずつ歌詞を追ったりとか、もう少し画像を動かしたりとか、
 色をいじったりとかも考えましたが、あえてやりませんでした。
 多少もの足りないかとは思いますが、逆に、もっと控えめでもよかったかと
 感じています。
 歌詞オンリーのWRDでも十分な曲ではないでしょうか。

 ベーシック&シンプル、これが今回のテーマです。

 とはいえ、GSだから、シンプルWRDだからといって、差し引いて見てい
 ただく必要は全くありません。
 みなさまのご批判、ご指摘が、データ制作にあたって非常に参考になってい
 ます。気になるところがありましたら、どんどんご指摘ください。

 は~~

2000.03.26

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