中越地震から10月23日で18年。新潟県長岡市山古志地区の追悼式典では人口減少の打開に向け、新たな取り組みが行われました。
中越地震で甚大な被害を受けた長岡市山古志地区で23日、追悼式典が行われ、犠牲者に黙とうが捧げられました。
式典を主催したのは、地元の20代~40代の若者たちでつくる「小さな山古志楽舎」です。
【小さな山古志楽舎 長島忠史 代表】
「今、何をすべきなのか、これからの山古志をどんな未来が描けるのか考えていきたいと思う」
山古志地区は深刻な人口減少に直面していて、地震前2167人だった人口はこの18年で6割以上減りました。
小さな山古志楽舎は22日、新たな取り組みを実施。メンバーの同級生に声をかけ、山古志を離れた人など約20人と懇親会「小さな山古志サミット」を開きました。
山古志の将来に思いをはせた参加者たち。23日の式典にはサミットの参加者も加わり、新たなつながりが生まれていました。
【式典を手伝った人】
「長くゆっくりこの地域にもっと携わっていくことが一番大事かなと。この2日間を通して感じた」
式典にはこのほか、デジタル技術を活用して山古志の仲間となった「デジタル村民」も参加。実際に式典を手伝いに訪れた村民もいました。
【小さな山古志楽舎 長島忠史 代表】
「去年よりも多くの人に関わってもらえたところがよかった。どんどん可能性が広がってるなと思っている」
WACOCA: People, Life, Style.