東京の小田急線の車内で女子大学生らが次々と襲われた事件で、逮捕された男が「女子大学生を刺したあとの犯行は覚えていない」と供述していることがわかりました。

 「ナイフ持った男が!」
 「ナイフ!?」
 「殺人事件だ、殺人」

 この事件は今月6日夜、小田急線の快速急行の車内で男が包丁で乗客を襲い、10人がけがをしたもので、20歳の女子大学生が背中などを刺され重傷を負いました。

 逮捕された対馬悠介容疑者(36)は女子大学生を刺したあと、車両を移動しながら次々に乗客を襲い、サラダ油に火をつけようとしたうえで現場から逃走しましたが、その間、2分ほどの犯行だったことが捜査関係者への取材でわかりました。また、対馬容疑者が「女子大学生を刺したあとのことは覚えていない」と供述していることもわかりました。

 対馬容疑者は「迷いがあった」と犯行直前の心境についても話しているということですが、バッグに刃渡り20センチの包丁を入れていたことから、「せっかく準備したのだから、このまま銃刀法違反で捕まるのは、ばかばかしいと思い、犯行を決心した」とも供述しているということです。

 警視庁はきのう、対馬容疑者の自宅からパソコンやタブレット端末など25点を押収し、動機などを詳しく調べています。

(2021年8月9日11:29)

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