1988年4月17日 第3回東京8日目 第10レース 第48回皐月賞(GI)
東京競馬場 芝左2000m / 天候 : 晴 / 芝 : 良 / 発走 : 15:35
1枠1番 ヤエノムテキ 牡4 57kg 西浦勝一騎手 タイム2;01.3 単勝25.2倍 9番人気
1枠2番 サクラチヨノオー 牡4 57kg 小島太騎手 タイム2;01.5 単勝4.2倍 2番人気

優勝馬:ヤエノムテキ

3 Comments

  1. 1988年皐月賞はシンデレラグレイ第24Rで描かれました。

    中山競馬場が改修工事のため東京競馬場での開催となりました。
    ヤエノムテキはデビューが4歳になった2月とシンデレラグレイに出てくる1988年クラシック組ではかなり遅いほうで、第22Rから第23Rで描かれた3戦目の毎日杯でオグリキャップに負けてしまったため賞金が上乗せできずに皐月賞の出走が危ぶまれていました。
    ヤエノムテキは同じ賞金額の6頭から3頭を選ぶ抽選枠を見事に突破し出走を果たし、さらに勝利まで収めるという大活躍でした。(シンデレラグレイでも師範代が3つ抽選枠があると言って諦めかけてたヤエノムテキに活を入れてました。)
    サクラチヨノオーは朝日杯3歳ステークス、弥生賞と順調に勝ち進んでおりましたので出走権を得ていました。
    サッカーボーイは蹄の状態悪化から飛節に炎症を起こしてしまい出走を回避しました。シンデレラグレイでもディクタストライカが脚を痛めて出走できなかった様子が描かれてました。
    枠順もシンデレラグレイでは全く同じ1枠1番ヤエノムテキ、1枠2番がサクラチヨノオーと描かれてました。
    日本ダービーでサクラチヨノオーと壮絶なレースを繰り広げたメジロアルダンはヤエノムテキよりもさらにデビューが遅い3月で、NHK杯から日本ダービーに乗り込んできます。
    毎日杯でオグリキャップに負けたヤエノムテキが皐月賞を勝つのを見て、大橋巨泉氏がオグリキャップの日本ダービー、菊花賞出走を追加でできるようにすべきとコメントをしたのもシンデレラグレイで取り入れられてました。
    メガネ記者の藤井泉助氏に大橋巨泉氏の要素が入っていると推測されるのもこの行動と毎日王冠での「そんなん本物の怪物やんけ」のセリフからでしょう。

  2. ヤエノムテキの府中での2000メートルの競馬は、抜群の強さでしたね。秋天皇賞でもそうでしたが、残り300の所で抜け出す速さは抜群の切れ味でした。
    ただ、2200以上は適正距離ではなかったみたいで…
    私はヤエノムテキは大好きな馬でした。
    この昭和63年の競馬はクラシック、古馬戦共に激戦で、本当に面白い年でした。
    昭和最後、いい年でしたね。

  3. ヤエノの動画内で失礼ですが、3着のサクラチヨノオーに注目すると、道中の運びも手応えも良く、直線でもひと呼吸置いてから追い出す理想的な騎乗で最後まで止まってはいないのに、瞬発力ある2頭に抜かれている。
    鞍上の小島太が後年インタビューで「反応が渋いズブめの馬なんです」と語っており、「このタイミングの追い出しではやられる」とダービーでは早めに追い出し、一度は抜かれたメジロアルダンを差し返しましたが、この敗戦があったからこそなんだなと。