1局目を連続千日手の末に落とし、2局目も終盤までずっと劣勢という最悪の流れの中から放たれた一撃でした。2022年を代表するにふさわしい一手だと思います。
第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負中継サイト
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24 Comments

  1. 飯島八段の『すごくないですか?』が何回も聞けたので今でも覚えてますね。

  2. 渡辺名人は9七銀よりも、その後の4八歩を高く評価していました。解説の飯島八段は6七歩成で後手勝ちだと思っていたらしく、4八歩で後手勝ち、6七歩成で後手負けの手順が説明出来ず苦労していました。対局者と違い、解説者は深く読み切るわけではないので仕方ないことだと思います。それにしても、名局ですね。丁寧な解説、ありがとうございます。

  3. 素晴らしい一手!銀捨てて退路を塞いて勝利に導くなんて藤井棋聖じゃなきゃ
    指せない神の一手!この後3連勝して防衛!

  4. 飛車を見捨てる勝負手で形勢をひっくり返したこと、その後の落とし穴を正確に読み切って詰ましあげたこと、本当に異次元の終盤でしたね。

  5. 香川女流四段が山口恵梨子女流二段に、わざと王手飛車を掛けさせて、大逆転した対局を思い出しました。香川女流四段がわざと王手飛車ラインに玉を引いて、王手飛車を掛けさせて飛車を取らせて一手スキを作り、見事に即詰みに討ち取った対局です。検討したら5ニ飛車打ちから後手の香川玉に即詰みがあったので、負けた山口さんは悔しかったでしょうね。

  6. 確かに!! 「8冠達成」したらこの一手は非常に大きな意味を持つことになりますね!!

  7. 個人的にはこの将棋と王位戦第五局が今のところ名局賞候補

  8. 攻めと受けの見切りがまさに骨を切らせて肉を断つって感じで印象的な一局でした。
    藤井五冠は3一金と永瀬王座が指した時点で勝ちを確信したのか気になりますね。

  9. 9七銀と打ち込んだ一手から、複数の詰み筋を用意する藤井棋聖の終盤力には恐れ入るしかありません。永瀬王座もその辺りは熟知して
    いた筈なのに、見事に罠(毒饅頭)に嵌ってしまい、運命が大きく変わってしまったようです。こういう勝ち方が出来るからこそ、現在
    五冠の上に六冠目、七冠目を目指す事になりました。恐ろしいとしか言えません。

  10. あ、でもそうか…ええ!?
    んーと、どうなってるんでしょうか?
    いやあの
    後手がすごい良くなって
    いやあの9七銀という手が
    はい
    今見えて
    (うろ覚え)

  11. これ指した時Abemaのコメント欄も大盛り上がりだったのよく覚えてる。パッと見タダ捨てなのにAI最善手なのが見た目的にもかなり格好良かった。ちょっと前くらいまで藤井竜王の評価値が(確か)あまり良くなかったのも展開的に良かった

  12. 神の一手というよりは確かに「きれいな手」ですね。
    退路封鎖の手筋なので、読みの候補にはなる手です。
    一番安い桂馬ではなく銀でないといけないところも含め、終盤の局面の読み切りがさすがです。

    やっぱり52銀のが好きですね。早指し棋戦で指されたことや相手がヒフミンで米長永世棋聖が解説だったことも含め、羽生九段の52銀はすごかったと思う。

  13. その後の4八歩がとっても凄い 普通は(飯島八段もこう言ってた)6七歩成→詰めろだと思ってた

  14. 今年一番藤井竜王を追い詰めたのは永瀬王座でしたね
    レーティング通りとはいえこの一局を取っていたら藤井竜王から初のタイトル奪取してたかもしれない